事例
耐震性と断熱性を兼ね備えた、木と土の住まいづくりの成功例
家づくりのキーポイントは自然素材の“そとん壁”
まだお若いご夫婦ながら、落ち着いた和の佇まいがお好みのH様。以前はリノベーションした古民家にお住まいでしたが、2人のお子様の成長に伴って新築一戸建てをご希望されるようになりました。「建てるまでに2年半ほどあったので、じっくり住宅メーカーを検討できました。いろいろ勉強するうちに妻が“外壁はそとん壁がいい”と」。
そとん壁とは、火山灰質のシラスを使った天然素材の外壁材。ざらりとした質感がナチュラルな印象で、およそ30年間メンテナンスフリーという抜群の耐久性能を誇ります。「とあるハウスメーカーに相談すると、「規格外の外壁には対応していない」といわれて…。そこで敷島住宅さんに問い合わせてみたんです」。
そもそもH様が弊社に関心をもたれた理由は、最高レベルの耐震性とW断熱の気密性。さらに今回、特殊なそとん壁への対応がご契約の決め手になりました。
素足から伝わる温もり、無垢材を使ったフローリング
「外壁はもちろんですが、内壁にもこだわりましたね」とおっしゃるご主人。トイレや洗面所などの水回り、および和室やTVの背面は、吸湿性と脱臭性に優れたシラス壁に。それ以外の1階の壁面は、昔ながらの漆喰壁にされました。「実際に鏡も結露しにくいんですよ」と奥様もご納得の様子。そしてもう一つ、H様が強くご希望されたのが、足裏にやさしい無垢材のフローリングです。
「営業さんがものすごい数のサンプルを持ってきてくれて(笑)。普段はあまり無垢材を扱わないと言いながら、一生懸命集めてくれたみたいです」。
悩んだ末にH様が選ばれたのは、建材メーカー大手のウッドワンの床材。室内ドアもウッドワンの製品で統一し、空間全体に見事な調和をもたらすことができました。
最高水準の住宅性能を満たすだけに留まらず、木と土の温もりを感じる住まいのかたちがH様の理想です。