事例
家族の気配がそこにある、 ⼼地よい⾵が通り抜ける家
見学したその日に即決。まさに、運命の出会い。
ご夫婦とお子様という3人家族で暮らすN様。
パッシブデザインのモデルハウスとして建てられた大津市の新居は、見学したその日に購入を決めたのだとか。
「入った瞬間、あ、ここだ、と。もう、フィーリングですよね。運命の出会い、という感覚でした」と、奥様。
玄関を入ってすぐ目に入るのは、風の通り道を意識した土間。
扉の少ない広々とした空間が印象的です。奥様は、壁や床の風合いも気に入っているとのこと。
「漆喰の質感がすごくいいんですよね。独特の雰囲気があって」「絵を飾っても様になるんです」と、ご主人も同意します。
「ここにこんな絵を飾りたいな、と思える家ってなかなかないですよね」
この家を訪れた友人たちも、口をそろえて「素敵!」と感嘆するのだそう。
「どうやって見つけたん?ってよく聞かれます(笑)。
空間の使い方も贅沢ですし、いろんな家と比べても、この家はすごく上質だなと感じます」
ライフスタイルを変える、パッシブデザインの快適さ。
「風は、東西にも南北にもよく通ります。真夏でも朝は涼しいですし、エアコンも四六時中はつけないですね」と、ご主人。
吹抜け上部には換気窓 が設置され、家全体に風が舞う。
それは、扉や仕切りを取り払い、ひとつながりとなった空間のおかげでもあります。
「空間として風通しはもちろんですが、住む人にとっての風通しもいいんですよね。
2️階にいる家族の気配も感じるし、目が行き届くので防犯面でも良いのかな、と」
パッシブデザインの家は、季節ごとの日当たりも綿密に計算されています。
「光の入り方は絶妙ですね。夏は直接日差しが入らず、冬は部屋全体に光が広がります。
曇りの日でも日中は明るいので、照明はいらないですね」
朝は日差しで目が覚め、夜は周囲の静寂に包まれて早寝するようになったとか。
「以前とは環境が全然違うというのもありますが、ここで暮らし始めて、生活スタイルは180度変わりました」
住まわせてもらっている――
そんな気持ちにさせてくれる家。
間取りは、余計なものがない、シンプルな設計。
収納が少ないのは不便だといいますが、ご主人はそれも前向きにとらえています。
「2人とも家具が好きなので、何もない場所をどう変えていくか、自分たちで作り上げていく楽しみはあります。
そういう意味では、遊びやすい家ですよね」
ただそれは、奥様によると「好き勝手に何でも置けばいいということではない」のだそう。
「例えば物置を置いたりすれば使い勝手は良くなるんでしょうけど、この家はそうあってはいけないと思うんです。
“住まわせてもらっている”という感覚がずっとあって。
ゆとりのある豊かな空間を感じるので、それを大事にしながら、少しずつ整えていきたいですね」
玄関やベランダなど、まだまだ変えたい場所はたくさんあるのだとか。
「いろんな可能性秘めた家なんですよね」と、奥様。
住まいは単なる建物ではなく、人生とともに変化し成長していくもの。
日々の暮らしの中で少しずつ洗練させていくことで、ますます心地よい空間が生まれ、心を豊かにしてくれます。
そう思うと、家づくりには、完成なんてないのかもしません。
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