設備

コンセントの配置にこだわりを!失敗しないためのポイント

家を建てた方の失敗ランキングで、毎回トップ3に入るのが「コンセントの位置と数」です。

今回はそんな先達の声を生かし、コンセントの配置で失敗しないためのポイントをご紹介いたします。

コンセント配置のポイント

基本的なコンセントの高さは

まずは、基本的にコンセントがどこにプランニングされるかを押さえておきましょう。
特にお客様からの指定が無い場合は、一般的な高さに設置することになります。

居室にある一般的なコンセントの高さは床から25~30㎝です。
それ以外に、エアコン用コンセントは床から180~200㎝(天井から約450㎝)、冷蔵庫用専用コンセントは床から約190㎝前後、洗濯機用専用コンセントは洗濯機の高さに応じて110~140㎝くらいに設置されています。
高さの基準は「床からコンセントプレートの中心」までとなります。

高齢の方や体が不自由な方が使われる場合は、あまり腰を屈めなくてもいいように、
高めの位置に配置する場合もあります。

テーブルの上で使う家電、床で使う家電など、いつも使う場所が決まっているものは、コンセントの高さを指定することでより扱いやすくなります。

家具が邪魔にならないか

設置する家具が決まっている場合は、家具で隠れないか確認が必要です。
せっかくコンセントがあるのに家具が邪魔で使えないのはもったいないですよね。

間取り図をもとに、配置する家具を書き込みながらコンセントの計画を立てると、失敗しにくくなります。

どこでどんな家電を使うか

もっともよくある失敗談は「ここにもコンセントを作っておけばよかった」というもの。
扱う家電の種類別にみていきましょう。

キッチン・ダイニング

キッチンには、常に使う冷蔵庫のほかにも、電子レンジやトースターといった常に電源に繋いでおく家電や、コーヒーメーカー、ミキサー、ホットプレートなど、毎日使用していなくても生活に欠かせない家電がたくさん。
いざ使おうと思ったときに、コンセントの空きがない、使いたい場所にはちょっと届かないなんてことも。
ホットプレートやIH調理器をダイニングテーブルで使うなら、その近くにもコンセントがあると便利ですね。
使いやすい位置にコンセントがあるかをしっかり確認してください。

リビング

リビングも家電が集まりがち。
テレビ本体はもちろん、録画機器やチューナー、ゲーム機などが置かれる場合もあるでしょう。
また、固定の電話機やネットの接続用端末、Wi-Fiのルーターなどもリビングに置かれることが多いですね。
配線がごちゃごちゃしてしまいがちなので、置く場所に合わせて十分なコンセントを確保しておきたいものです。
TVボードなどの家具で隠れる高さにしておけば、見た目もスッキリしますね。

掃除機

人気のロボット掃除機などをお考えなら、充電用のステーションエリアと電源を確保をお忘れなく。
コードレス掃除機をお使いなら、こちらも収納場所にコンセントがあると便利です。

また、コードのある掃除機にこだわるなら、お部屋のコンセントの位置が重要に。
広いリビングなら、コンセントを差替えなくても一度でお掃除がすむよう、設置場所を検討してみましょう。

携帯デバイス

現在スマートフォンは一人一台、小学生のお子様が持っている場合もあるでしょう。
この充電場所の確保も、快適な生活には欠かせません。
いつも充電する場所が決まっているなら、そこにぜひコンセントを。
夜眠っている間に充電するのなら、寝室の枕元で充電ができると便利ですね。
タブレットをお持ちの場合も、保管場所で充電できるようにしておくと良いでしょう。

その他

このほかにも夏の除湿器や冬の加湿器、空気清浄機、玄関に電動自転車のバッテリー充電用を作るという方もおられます。
ここ数年で生活に欠かせなくなった家電も多いですよね。

後からコンセントを追加するとなると差込口を増やすだけでも大変です。
使用する家電の種類と頻度をよくシュミレーションして、必要コンセント数を把握しておくことが成功の秘訣です。

まとめ

今回はコンセントの配置についてご紹介いたしました。
配線の相談時に、「ノートパソコンをカウンターで使いたい」「ダイニングテーブルでホットプレートを使いたい」と具体的に用途を伝えることで、より使いやすいコンセントの位置や高さを指定できますよ。

後悔しない家づくりのために、ぜひご参考になさってください。

※本記事は、2020年4月6日時点の情報になります。

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