一戸建ての防犯を考える!新築で取り入れたい設備もご紹介
2019年11月29日
日々の防犯対策はもちろんのこと、年末年始にGW、夏休みと、長期間家を留守にする時期は特に防犯が気になりますよね。
今回は、一戸建ての防犯対策を、新築で取り入れるのにおすすめの設備と合わせてご紹介いたします。
目次
一戸建てにはどんな被害が多いの?
警視庁による2017年の統計を見ると、侵入窃盗の約41%は一戸建て住宅で、手口の35%が空き巣です。
一戸建ての侵入経路は57.6%が窓、玄関からは17.5%、その他の出入り口が17.1%となっています。
では、どうやって入ってきているかというと、無締めからが45.4%、ガラス破りが38.2%ということで、閉め忘れた窓やドアからの侵入が主になっていることがわかります。
窓の鍵はこまめに閉める、ゴミ出しや近所への用事で少しでも家を離れるときにも玄関の鍵を閉めるということが一番大切。
また、ゆっくり物色できる留守宅が狙われやすいため、留守宅であることがわからないような工夫が必要です。
侵入されないために
そもそも狙われないのが一番ですが、侵入にかかる時間が5分で7割があきらめ、10分以上かかるとほとんどの侵入者があきらめるという統計が出ています。
侵入するのに時間がかかりそうだと思わせること、防犯意識が高い家だと思わせることがポイントです。
では、具体的に設備を見ていきましょう。
エクステリア
隠れ場所を作らないために、周囲の目を遮る樹木や壁を窓やドアのすぐ外に設置しないことが重要です。
また、室外機、物置、ガレージの屋根など、侵入の足場になるものがないかもチェックしましょう。
センサー照明を玄関やガレージに取り付けると、照明が点いて目立つため建物に近づきにくくなります。
夜間の足元を照らすだけでなく、点滅やブザーといった防犯センサーを兼ね備えたものも便利です。
防犯カメラを設置するのも有効です。
カメラがあるということで抑止力にもなり、万が一侵入されたとしても証拠となります。
スマートフォンと連動できるなど、最近は比較的安価で高性能なものも出てきています。
窓
ガラスを割っての侵入は、クレセント錠の周りを小さく割り、手で鍵を空けて入るというものがほとんど。
引き違い戸を設置する場合、窓を閉めるだけでロックがかかる戸先錠なら閉め忘れを防ぐことができます。
また、ロックができるクレセント錠を選んだり補助錠をつける窓格子を付けることで、侵入までの時間を遅らせることが可能です。
侵入経路となりやすい一階居室の窓は、夜間はシャッターを閉めるのも効果的。
人の入れないサイズの窓にするのも有効ですね。
玄関
複数の鍵をつけることはもはや防犯の常識となってきました。
ディンプルキーがピッキングに対し効果的であることをご存知の方も多いでしょう。
最近はカードキーやリモコンキーといった鍵そのものを使わないタイプも一般化しています。
表から見た時に鍵穴がないので、ピッキングに視覚的な効果があります。
サムターン回し対策として、就寝時や外出時にサムターンが取り外せるドアも出ています。
その他
タイマー照明
家の中の照明が点いているかも、留守かどうかの判断基準になります。
タイマー照明で夕方から晩まで電気が点くようにしておけば、在宅しているように見せることができます。
最近は前後30分ほどのランダムな時間に点灯するタイマー機能など、より自然に見せるものもあります。
郵便物
ポストに郵便物が溜まっていると、留守宅だということを宣伝しているようなものです。
長期間留守にする場合は、新聞や郵便を止めましょう。
最寄りの郵便局に届け出れば、最長30日間の郵便物を預かり、期間終了後に届けてくれます。
ホームセキュリティ
どうしても心配なら、ホームセキュリティを設置するのが有効です。
ホームセキュリティが設置されていることがわかるだけで、狙われる率は大きく下がるでしょう。
長期間の契約が中心ですが、短期間のものやどこまでカバーしてくれるかなど契約内容も幅広く選択できます。
まとめ
今回は一戸建ての防犯対策と、新築で取り入れられる設備をご紹介いたしました。
冒頭でご紹介しましたが、一番被害が多いのが空いている窓やドアからの侵入です。どれほど優秀な設備があっても、防犯意識は忘れないでおきたいですね。
当社では無料間取り相談を定期的に開催しております。防犯に優れたお家づくりをお考えの方はぜひお気軽にご相談ください。
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