ビルトインガレージを取り入れるメリットと注意点
2021年5月21日
新築・建替えをお考えの場合、郊外であれば駐車スペースを敷地内に確保することも可能ですが、都心部など敷地内に十分なスペースが取れない、近くにちょうど良い駐車場が借りにくいといったケース、ありますよね。
そんな場合におすすめなのがビルトインガレージです。車やバイクが好きな方なら、大切な愛車を少しでも近くて安全な場所に置いておきたい、家の中からも大好きな車を眺めたいという要望にも、ビルトインガレージはおすすめです。
今回は、ビルトインガレージを間取りに取り入れるメリットと注意点についてご紹介いたします。
ビルトインガレージとは
「ビルトインガレージ」とは、住宅の居室の一部を駐車スペースとする間取りです。土地にもよりますが、1階の一部をガレージとして使用するのが一般的。
シャッターやドアを付けて敷地の外からガレージへのアクセスを制限することで、雨風などによる汚れや盗難の防止などの面でも安心です。
間取りにビルトインガレージを取り入れるメリット
都心部など敷地に十分な広さが確保しにくい場合は、1階にビルトインガレージ、2階にリビングなどの生活の中心となる間取りを持ってくるのが一般的。かぎられた敷地を有効に使えるのがメリットです。
居室から直接ビルトインガレージの中へアクセスできるようにすると、買い物の荷物の出し入れや雨の日の出入りにも便利ですね。
土地に十分な広さがある場合は、ガレージの横にリビングを併設することで、愛車を家の中から眺めたり、ガレージスペースで整備などの作業をするのに有効に使えます。駐車専用のスペースだけではなく、居室の一部、セカンドリビングや趣味の部屋として間取りを考えると、より満足度の高い空間にすることも可能です。
こちらの当社施工事例では、ビルトインガレージをスノーボードのお手入れのためにも活用されているとのこと。
約21㎡の広々とした空間はスペアタイヤの収納も楽々ですね。
ビルトインガレージの注意点
ビルトインガレージの面積が家の総面積の5分の1を超えると、ガレージの面積も延床面積として計算されてしまうため、固定資産税が高くなります。広いガレージは便利ですが、総面積に対する割合には注意が必要です。ガレージの面積が総面積の5分の1以下であれば容積率の緩和を受けられるため、容積率の厳しい都心部では上手に取り入れることで広い居住空間を作ることも可能です。
エンジンやシャッターの開閉音は意外と気になるもの。ビルトインガレージは家の中でもあるため、居室に響かないようガレージの位置に注意が必要です。寝室とガレージが近い場合、音が気になってしまうことも。シャッターの音は上の階にも響きやすいため、真上に寝室が来ないよう間取りを確認しましょう。
家を建てたときは車が1台でも、将来2台以上が必要になる場合や大きい車に買い替えることもあるでしょう。お住いの地域やライフスタイルの変化も考慮して、ビルトインガレージの広さを決めましょう。
まとめ
今回はビルトインガレージのメリットと注意点についてご紹介しました。
「駐車スペースが欲しいけれど敷地に余裕がない」といったお悩みや「大切な愛車がいつでも傍にあるような生活がしたい」といったご要望にピッタリのビルトインガレージ。ぜひご検討ください。
弊社では定期的に無料の間取りプラン相談会を行っております。新築・建替えで間取りに悩んだら、ぜひプロへご相談ください。
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