今回は、お客様施工事例「F様邸」を、弊社のインテリアコーディネーター吉川が解説いたします。
インテリアコーディネーターが解説!お客様施工事例【F様邸】LDK編
2020年2月3日
はじめましてこんにちは!
注文住宅事業本部インテリアコーディネーターの吉川安紀子と申します。
今回は、コーディネートを担当させて頂いたF様邸の「LDK」についてお話させていただきたいと思います。
目次
LDKのココがポイント!
22畳の大リビング
畳コーナー、開放的なキッチンスペース、2階へとつながるリビング階段、水廻りスペースの家事楽動線、ご家族みんなが自然とここで顔を合わせる風景が見えてきそうですね。F様邸の間取りのポイントは、個人の居室を充実させるのではなく、LDKをできるだけ広くとり、作業効率が上がる家事動線をプランニングしている点です。ご家族みんなが笑顔になれる空間を作っています。
小上がりの畳コーナー
F様邸のLDK充実ポイントとして、段差有の畳コーナーについてご紹介させて頂きます。
【畳コーナーのメリット】
- 客間にできる(お泊りスペース)
- ご家族のくつろぎスペース
- お子様のお昼寝スペース&遊び場
- ホームパーティー時の腰掛スペース
- 段差があると空間全体がスタイリッシュになる(注:吉川の主観)
- 下部に収納を作ることもできる(今回は施工せず)
「今は寝転がったり、洗濯物を畳んだりしてます!」と、奥様。最近「和室」を設けない住宅が増えてきましたが、部屋として間仕切るのではなくコーナーとして小上がりのスペースを設けることは、多くの便利要素を備えていますね。
今回F様邸リビングは十分な収納力があるため採用されませんでしたが、最後まで迷われた「収納付きの畳コーナー」もご紹介しておきます。
Panasonic ―畳が丘― (収納付き畳コーナー)
広さや形を自由に選べる、畳コーナー収納。お部屋の一角に和の空間が創り出され、作りつけの畳コーナーのように住まいにぴったり納まります。
広いリビングには部屋のアクセントになりますし、スペースに余裕のない場合は椅子・収納・寝転がるスペースとして、様々な活用法があり大活躍間違いなしです!
資料提供:Panasonic
LDKカラーコーディネート
3色ルール
F様ご夫婦とご相談し、壁紙は白を基調とし、アクセントクロスは天井と和空間のみにしたことで、シンプルかつ高級感のある設えに仕上がりました。ご夫婦のセンスもあり、3色以内で構成されているので、後にコーディネートする家具やカーテンも選びやすい仕様になっています。
LDKでは上記のグリーン・チーク・オークを選択され、さらに全て色のトーンを濁色系で合わせておられるので、お部屋に統一感が生まれています。内装をコーディネートする部材は、床、壁、カーテン、家具など、少なくとも10種以上あるので、色を使いすぎないことが、カラーコーディネートの極意となります。
またポイントとして、はじめに建具(内装のドアや収納扉)と床材を同色にすることが、失敗の少ないコーディネート方法となり、全ての素材サンプルを並べて検討すると、イメージしやすくなりますよ。
F様ご夫婦のセンス
今回、垂直水平を基本とし、ダイニングやリビングの家具選びも、直線基調のすっきりしたもの、また低めの家具を選ばれているので、和の要素をとりいれた空間様式に大変マッチしていて素晴らしいなと思いました。
「探すのにとっても苦労しました(奥様)」というダイニングテーブルとソファも、チェリー床材と色味がよく合っていてGood!且つ若草色のソファ張地が「和洋折衷をくむインテリア」として大活躍していて、素敵です。モダンと和の雰囲気がミックスされた「和ナチュラル」の空間は、将来キッズ用品が増えても調和がとりやすいので、これからも若い世代のお客様にご提案していきたいと思います。
気になるソファーについて
気になるソファーの情報を奥様が教えて下さいました。
「柏木工という家具メーカーのビーソファ3P(BLS83W/A)とビースツール(BLS85W/A)です。張地は本当にたくさんの種類から選ぶことができて、これはCランクのラインナップの色です。」とのこと。
気になる方はウェブサイトを訪れてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?コミュニケーションを取りやすい広々LDKで、F様ご夫婦の美しい暮らしぶりが見えてきそうですね。
インテリアは「難しい」「センスがいる」と思われがちですが、カラーやスタイルの基本をある程度知ることで、ご自分の理想の暮らしが見えてきます。
インテリアは家族をもっと心地よく、もっと幸せにするための道しるべですので「どんな風に暮らしたいか?」を、探すところから始めてくださいね!
※次回は【F様邸】収納大計画!編を執筆予定しています。
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定年後は古家をリノベして、琵琶湖畔で田舎暮らしをするのが夢!