インテリアコーディネート家づくりについて

内装プランの第一歩!定番のテイストを知る!

こんにちは。注文住宅のインテリアコーディネーターMです。
今回は、「どんな内装にすればいいのか決めきれない」という方におすすめの内容です。
せっかくの新居だから、素敵な内装にしたい!
でも、色々なテイストがあり、どう決めればいいのか悩みますよね。

まずは、どんなテイストがあるのか、定番を知るところから始めるのがおすすめ。
多彩なテイストがありますが、今回は基本となる4つのパターンをご紹介します。
この中で「いいな」と思ったポイントが、方向性を探っていくヒントになるはず。
具体的な内装を決めるための第一歩になると思いますよ♪

内装のテイストを決める4ステップ

まず、部屋の内装を決める4つのステップをご紹介していきましょう。

① 内装の定番のテイストを知る

漠然と施工事例などを見ていると、目移りして悩んでしまうもの。
基本の方向性の違いを知っておくと、判断基準になり、考えがまとまりやすいですよ。

② 施工事例などの「いいな」ポイントを深掘り!

できるだけ多くの施工事例を画像や、見学会、モデルハウスなどでチェック。
その中で、「こっちが好きだな」と思った理由や、気に入った箇所を分析。
すると、ご自身なりのこだわりポイントが見えてきます!
画像で保存しておくと、設計やインテリアコーディネーターに相談される際に便利ですよ。

③ わが家らしさとのマッチングを家族で確認

例えば、「かわいい雰囲気が好きだけど、他の家族はどうかな?」というふうに、
「いいな」のポイントや方向性は、家族みんなが納得できるものかどうかを検討。
特にリビングなどの共有スペースは、よく話し合ってみましょう。
逆に子ども部屋や書斎など専有スペースは、個性を反映するのもいいですね。

④ 実用性や快適性と両立できるかを検討

生活感のない都会的なイメージに惹かれたものの、片付けが大の苦手。
子ども部屋はポップな壁紙にしたいけど、何歳ごろまで喜んでくれるかな。
などなど、将来にわたる毎日の生活の中で、便利に過ごせるかどうかも検討していきましょう。

それでは、今回は「①内装の定番のテイストを知る」について、一部当社の施工事例もまじえながら、
解説していきましょう!

シンプルで温かみのある「ナチュラル」

「ナチュラル」は自然素材の風合いを活かしたシンプルなデザインです。
白い壁を基本に、梁を見せたり、木目の表情のある床材を選んだりすることで、温かくやわらかな印象に。

ちなみに、構造体である梁を見せる場合は、木という自然素材とともに構造の力強さも感じられます。
また、特徴的・個性的なデザインではなく、比較的シンプルな点も特徴の一つ。

家具やカーテン、小物で変化を付けやすく、個性をプラスできます。
ほっとくつろげて、飽きが来ないことから、人気の内装です。

グレーで合わせた天井とカーテンが、梁と床の木目の表情とグッドバランス。
ナチュラルですが、“素朴”ではなく、とってもおしゃれな印象です。

子ども部屋の2室は一つの面だけチェック柄のクロスに。
ナチュラルなテイストはそのままに、さりげなくデザイン性をプラスしています。

都会的・イマ風でおしゃれな「モダン」

「モダン」の基本の意味は、「現代的で都会的」。
「モダン」イメージの代表的なものの一つが、こちらのように、クールでスタイリッシュなテイスト。
モノトーンや渋めの色使いの、直線を意識した空間に、無機質な素材を効果的に使っています。
生活感のない、ホテルライクな雰囲気が素敵ですよね。

ただ、「モダン」の持つ基本の意味は、「現代的で都会的」。
「イマ風でおしゃれ」というニュアンスでは、こちらのような例もあります!

ナチュラルな雰囲気も併せ持つ、いわば「ナチュラルモダン」。

こちらはウォークインクローゼットの入口。
形や中面のクロスなども、デザイン性が高くおしゃれですね。

壁に設けたニッチ。
サイズや形、配置もデザインされていて、全体が作品のようです。

落ち着き・高級感・大人の雰囲気の「シック」

「シック」は上品で高級感があり、落ち着いたテイスト。
大人の雰囲気の上質なイメージ
です。
白と黒のモノトーンカラーだけでなく、グレーやブラウンなどを基調にする場合もあります。
「モダン」と似ていますが、必ずしも現代的とは限らない点が違いです。
(もちろん、モダンでなおかつシックなテイストもあります)
ポップの反対が「シック」と考えると分かりやすいでしょう。

上の写真と同じお宅のダイニングです。
アーチ型の収納棚や、一部柄の入ったクロスを使うなど、かわいい印象もありつつ、
床材やドアを深めの色目にすることで、落ち着いた雰囲気にまとめています。

トイレもこの通り。
ラグジュアリーなホテルやレストランのトイレのようですね。

こちらの施工事例では、化粧梁がアクセントに。
細かく並べたルーバー状の梁が、光と影が豊かな表情をもたらします。
まさに、シックで洗練された印象ですね。

リビング側から見るとこんな感じです。
床、化粧梁、ソファの後ろのニッチ、家具類などがすべてブラウンで統一されていて、落ち着いた雰囲気に。
逆に、キッチン奥のカップボードはグレーにすることで、奥行きやアクセントになっています。

木の温もり+独自のデザイン性の「北欧」

フィンランドやスウェーデンといった北欧由来のスタイルです。
北欧の国々では、冬の期間が長く、日照時間が短いため、冬の間も明るい気持ちで過ごせるようインテリアデザインが発達。
木目を活かした家具や、デザイン性の高い照明、明るいプリント柄のファブリック小物などが代表的です。

内装は基本的にシンプルかつナチュラルで、白い壁に、床やドアなどは自然の木目を活かした部材を使用。
壁の一部に異なる素材や色を使うなどアクセントを加えることで、スタイリッシュな空間を作っています。

まとめ

いかがでしたか?
内装デザインで大切なことは、全体のテイストを統一すること。
基本的には、一つに絞ることがおしゃれにまとめるポイントです。

そこに、ご家族らしさをプラスできると、居心地のよい空間になりますよね。
カーテンや家具、照明などのインテリアと内装をトータルでコーディネイトできると、
よりバランスがよくなります。

ただ、「全体イメージをどうするか」「一つひとつの部材をどう選ぶのか」など、
実際に決めていくのはなかなか大変なこと。

ご検討の際は、ぜひ、私たちインテリアコーディネーターや設計士などのノウハウをご活用ください。
また、弊社ではモデルハウスや展示場の見学会、無料の間取り相談会なども定期的に行っております。

執筆者/敷島住宅 注文住宅事業本部 スタッフ
執筆者/敷島住宅 注文住宅事業本部 スタッフ
注文住宅事業本部のスタッフです。
[Reco.]seriesを中心に、住まいの情報をお届けいたします。
※本記事は、2024年8月2日時点の情報になります。

関連記事

素材感のあるインテリアを壁紙で手軽に取り入れよう
最近、素材感のあるインテリアが注目を集めています。当社でも、石材調や木調のキ・・・続きを読む
素材感が素敵!GRAFTEKT( グラフテクト)のキッチン・家具
最近人気のインテリアの傾向として、グラフィカルで素材感のあるキッチンや外壁材が注・・・続きを読む
リビングとダイニングを兼用できるソファダイニングを取り入れよう
リビングとダイニングを兼用できるソファダイニングというスタイルをご存じですか?・・・続きを読む
知っておきたいインテリアトレンド「ジャパンディ」ってなに?
新築・建替えを機にインテリアについて調べている方ならぜひチェックしていただきたい・・・続きを読む
インテリアを考えるなら知っておきたい配色の話
インテリアの色を決める際に「どこから決めたらいいのかわからない」「バランスのとり・・・続きを読む
2021年の色「アルティメット・グレイ」と「イルミネイティング」をインテリアに取り入れよう
「パントン」は世界中で使われている色見本を作る会社です。その「パントン」では・・・続きを読む