内装プランの第一歩!定番のテイストを知る!
2024年8月2日
こんにちは。注文住宅のインテリアコーディネーターMです。
今回は、「どんな内装にすればいいのか決めきれない」という方におすすめの内容です。
せっかくの新居だから、素敵な内装にしたい!
でも、色々なテイストがあり、どう決めればいいのか悩みますよね。
まずは、どんなテイストがあるのか、定番を知るところから始めるのがおすすめ。
多彩なテイストがありますが、今回は基本となる4つのパターンをご紹介します。
この中で「いいな」と思ったポイントが、方向性を探っていくヒントになるはず。
具体的な内装を決めるための第一歩になると思いますよ♪
目次
内装のテイストを決める4ステップ
まず、部屋の内装を決める4つのステップをご紹介していきましょう。
① 内装の定番のテイストを知る
漠然と施工事例などを見ていると、目移りして悩んでしまうもの。
基本の方向性の違いを知っておくと、判断基準になり、考えがまとまりやすいですよ。
② 施工事例などの「いいな」ポイントを深掘り!
できるだけ多くの施工事例を画像や、見学会、モデルハウスなどでチェック。
その中で、「こっちが好きだな」と思った理由や、気に入った箇所を分析。
すると、ご自身なりのこだわりポイントが見えてきます!
画像で保存しておくと、設計やインテリアコーディネーターに相談される際に便利ですよ。
③ わが家らしさとのマッチングを家族で確認
例えば、「かわいい雰囲気が好きだけど、他の家族はどうかな?」というふうに、
「いいな」のポイントや方向性は、家族みんなが納得できるものかどうかを検討。
特にリビングなどの共有スペースは、よく話し合ってみましょう。
逆に子ども部屋や書斎など専有スペースは、個性を反映するのもいいですね。
④ 実用性や快適性と両立できるかを検討
生活感のない都会的なイメージに惹かれたものの、片付けが大の苦手。
子ども部屋はポップな壁紙にしたいけど、何歳ごろまで喜んでくれるかな。
などなど、将来にわたる毎日の生活の中で、便利に過ごせるかどうかも検討していきましょう。
それでは、今回は「①内装の定番のテイストを知る」について、一部当社の施工事例もまじえながら、
解説していきましょう!
シンプルで温かみのある「ナチュラル」
「ナチュラル」は自然素材の風合いを活かしたシンプルなデザインです。
白い壁を基本に、梁を見せたり、木目の表情のある床材を選んだりすることで、温かくやわらかな印象に。
ちなみに、構造体である梁を見せる場合は、木という自然素材とともに構造の力強さも感じられます。
また、特徴的・個性的なデザインではなく、比較的シンプルな点も特徴の一つ。
家具やカーテン、小物で変化を付けやすく、個性をプラスできます。
ほっとくつろげて、飽きが来ないことから、人気の内装です。
グレーで合わせた天井とカーテンが、梁と床の木目の表情とグッドバランス。
ナチュラルですが、“素朴”ではなく、とってもおしゃれな印象です。
子ども部屋の2室は一つの面だけチェック柄のクロスに。
ナチュラルなテイストはそのままに、さりげなくデザイン性をプラスしています。
都会的・イマ風でおしゃれな「モダン」
「モダン」の基本の意味は、「現代的で都会的」。
「モダン」イメージの代表的なものの一つが、こちらのように、クールでスタイリッシュなテイスト。
モノトーンや渋めの色使いの、直線を意識した空間に、無機質な素材を効果的に使っています。
生活感のない、ホテルライクな雰囲気が素敵ですよね。
ただ、「モダン」の持つ基本の意味は、「現代的で都会的」。
「イマ風でおしゃれ」というニュアンスでは、こちらのような例もあります!
ナチュラルな雰囲気も併せ持つ、いわば「ナチュラルモダン」。
こちらはウォークインクローゼットの入口。
形や中面のクロスなども、デザイン性が高くおしゃれですね。
壁に設けたニッチ。
サイズや形、配置もデザインされていて、全体が作品のようです。
落ち着き・高級感・大人の雰囲気の「シック」
「シック」は上品で高級感があり、落ち着いたテイスト。
大人の雰囲気の上質なイメージです。
白と黒のモノトーンカラーだけでなく、グレーやブラウンなどを基調にする場合もあります。
「モダン」と似ていますが、必ずしも現代的とは限らない点が違いです。
(もちろん、モダンでなおかつシックなテイストもあります)
ポップの反対が「シック」と考えると分かりやすいでしょう。
上の写真と同じお宅のダイニングです。
アーチ型の収納棚や、一部柄の入ったクロスを使うなど、かわいい印象もありつつ、
床材やドアを深めの色目にすることで、落ち着いた雰囲気にまとめています。
トイレもこの通り。
ラグジュアリーなホテルやレストランのトイレのようですね。
こちらの施工事例では、化粧梁がアクセントに。
細かく並べたルーバー状の梁が、光と影が豊かな表情をもたらします。
まさに、シックで洗練された印象ですね。
リビング側から見るとこんな感じです。
床、化粧梁、ソファの後ろのニッチ、家具類などがすべてブラウンで統一されていて、落ち着いた雰囲気に。
逆に、キッチン奥のカップボードはグレーにすることで、奥行きやアクセントになっています。
木の温もり+独自のデザイン性の「北欧」
フィンランドやスウェーデンといった北欧由来のスタイルです。
北欧の国々では、冬の期間が長く、日照時間が短いため、冬の間も明るい気持ちで過ごせるようインテリアデザインが発達。
木目を活かした家具や、デザイン性の高い照明、明るいプリント柄のファブリック小物などが代表的です。
内装は基本的にシンプルかつナチュラルで、白い壁に、床やドアなどは自然の木目を活かした部材を使用。
壁の一部に異なる素材や色を使うなどアクセントを加えることで、スタイリッシュな空間を作っています。
まとめ
いかがでしたか?
内装デザインで大切なことは、全体のテイストを統一すること。
基本的には、一つに絞ることがおしゃれにまとめるポイントです。
そこに、ご家族らしさをプラスできると、居心地のよい空間になりますよね。
カーテンや家具、照明などのインテリアと内装をトータルでコーディネイトできると、
よりバランスがよくなります。
ただ、「全体イメージをどうするか」「一つひとつの部材をどう選ぶのか」など、
実際に決めていくのはなかなか大変なこと。
ご検討の際は、ぜひ、私たちインテリアコーディネーターや設計士などのノウハウをご活用ください。
また、弊社ではモデルハウスや展示場の見学会、無料の間取り相談会なども定期的に行っております。
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注文住宅事業本部のスタッフです。
[Reco.]seriesを中心に、住まいの情報をお届けいたします。
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