インテリアを考えるなら知っておきたい配色の話
2021年6月18日
インテリアの色を決める際に「どこから決めたらいいのかわからない」「バランスのとり方が難しい」という方におすすめしたいのが配色を3ステップに分けて考えるという方法。今回は。色の組み合わせを「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」の3つに分けて考える方法をご紹介します。
インテリアの色を決める3ステップ
狭い面積でも広い面積でも、色を考える際にこのステップを踏めば、全体のバランスをとりやすくなるのが「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」という考え方。まずは広い面から、狭く印象的にしたい色へと考える方法です。
具体的にご紹介していきましょう。
ベースカラー
住宅の場合、壁や床にあたるのがこの「ベースカラー」。全体の6~7割を占める色になります。鮮やかな色よりも、アイボリーやベージュなどの淡い色や色味を抑えた落ち着いた色、自然を連想させるウッドカラーやブラウン系などがおすすめ。長時間その空間にいても疲れない色を選びましょう。
メインカラー
全体の2~3割で部屋の印象を決める主役の色が「メインカラー」となります。
カーテンなどのファブリック、家具、アクセントクロスがその役割を担います。
模様替えがお好きな方は、入れ替えやすいカーテンやソファーカバーなどをメインカラーにすれば、お部屋の雰囲気をガラッと変えられますね。
アクセントカラー
「アクセントカラー」は、1割未満の小さい面積でメインカラーを引き立たせるスパイスのようなもの。
ベースカラーとメインカラーが比較的落ち着いた色合いなら鮮やかな色を、メインカラーに印象的な色を持ってくるのならば、メインカラーの反対色や明暗差がハッキリした色が好相性。植物のグリーンは幅広い色やテイストと合わせやすいため、迷ったときはグリーンをアクセントにするのも良いでしょう。
配色例
では、配色の実例を見ていきましょう。
その1
こちらは当社の施工事例。白いクロスとナチュラルベージュの床をベースカラーとし、対面キッチンの壁とソファーの青みがかったグレーをメインカラー、植物のグリーンをアクセントカラーにすることでナチュラルでありながらカフェを思わせるおしゃれな空間に仕上げています。
その2
当社の施工事例からご紹介するこちらは、白いクロスとナチュラルのフローリングをベースカラーとして、ダークブラウンの建具をメインに、各所に飾られた植物のグリーンをアクセントとしています。
その3
赤いアクセント壁が印象的なこちらの画像は、滋賀膳所住宅展示場のリビング。
階段下の壁に印象的な赤をメインカラーとし、それを引き締めるアクセントカラーとして黒とグリーンを効かせています。
その4
ホワイトインテリアに映える鮮やかな赤が印象的なこちらの施工事例では、壁と床のアイボリーホワイトをメインカラーに、印象的な赤いソファーと椅子をメインカラー、ダークブラウンの建具と植物の緑をアクセントに。
壁と床の色を白にすることで、家具の赤が引き立ちますね。
まとめ
今回は配色の考え方「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」についてご紹介いたしました。
使ってみたいアクセントクロスがある方や、新築を機に購入後お考えの家具がある場合は、その色をメインカラーとして考えるとまとめやすいですね。
また、好みのインテリアを見たら、どんな色がどの割合で使われているのかを考えると、ご自分のインテリアにより取り入れやすくなりますよ。
インテリアに迷ったら、ぜひ当社の施工事例もチェックしてください。
https://shikishima-home.com/works/
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