設備

スイッチで失敗しない!押さえておきたいポイント3つ

新築・建替えを検討中で、どのような間取りにしようか、インテリアはどうしようかとお考えの方、スイッチの配置をお忘れではないですか?
実は意外と「スイッチの配置に失敗した」という体験談は多いのです。

住みやすい理想の家を実現するためにも、スイッチについて確認しておきたいポイントをご紹介いたします。

スイッチ設置のポイント

間取り図をもとに、スイッチやコンセントの配線計画を行いますが、プロが用意するのはあくまでもたたき台。
そこで生活するあなた自身がチェックすることで、後悔しない配置が完成します。
では、確認しておきたいポイントを見ていきましょう。

スイッチの高さは

一般的な照明などのスイッチの高さは床から約120cmです。
高齢の方や体が不自由な方が車いすに乗った状態で利用する場合は、少し低めの100cmぐらいが使いやすいとされています。

今のお住まいのスイッチの高さを図り、それを基準として高さを決めると良いでしょう。
可能なら、高さの違うスイッチを押し比べてみて、より扱いやすいほうを選ぶと安心です。

開けた扉や家具が邪魔にならないか

開き戸は開いた扉が壁を一部覆うため、スイッチが隠れてしまう位置に配置されていないか注意が必要です。

また、背が高い家具を置く予定が決まっていれば、それも間取り図でチェックしておきましょう。
スイッチがあるために家具が置けないということが避けられます。

動きをシミュレーションしよう

一般的に、リビングや居室に2か所以上の出入り口がある場合、2か所のスイッチで一つの照明をON/OFFできるようご提案します。
しかし、それ以外で2か所以上のスイッチでのON/OFFをご希望の場合もあるのではないでしょうか。

例えば、寝室の場合は、眠る前に電気を消す必要があるため、ベッド付近で照明を消すことができると暗い中を移動しなくてよいので安心です。
ホテルのようにベッドの枕元にスイッチを設置したり、リモートコントロール可能な照明器具を付けると、布団の中からでも照明がON/OFFできますね。
ウォークスルータイプの大き目のクローゼットなら、入り口と出口、両方に照明スイッチがあれば使い勝手がよくなります。
ホームシアターをお考えの方なら、照明もホームシアターの近くでコントロールできると便利です。

ご家族の一日の動きをシミュレーションし「ここにスイッチがあったら助かるな」「この照明はスイッチが別になっていてほしいな」という場合は配線の打ち合わせ時にプロに相談してみましょう。
スイッチの配置には制限があるため、どこにでも設置することはできませんが、ライフスタイルに合わせよりよい配置をご検討ください。

実例で見るスイッチ配置

こちらの間取り図は京都城陽市モデルハウスです。

居間は玄関ホールと食堂からと、和室と2階からの大きく2つに分かれたルートがあり、互いに少し離れているため、どちらのルートからも照明がON/OFFできるようになっています。

食堂へはホールから台所を通って入るルートと居間から入るルートが2つありますが、ちょうど両方の出入り口が近いため、間にスイッチを付けることでどちらからでも不便なくON/OFFが可能ですね。

玄関の照明は、靴を履いたままON/OFFができるかも重要です。
靴を履いてから照明を消せないと、お出かけするために真っ暗な中で靴を履くことになりかねません。
こちらのモデルハウスでは、コの字タイプの玄関収納の壁にスイッチを配置し、ホールからも玄関の土間からもスイッチに手が届くようになっています。
また、ウォークスルータイプのシューズクロークから和室へ抜ける際に使えるスイッチで、2か所からON/OFFできるようになっています。

まとめ

今回は、スイッチについて押さえておきたいポイントを3つと実例をご紹介いたしました。
ライフスタイルに合わせた細やかな設計が、注文住宅の醍醐味です。
ぜひ暮らしやすいお家を建ててくださいね。

当社では定期的に、無料の間取りプラン相談会を行っております。
詳しいスケジュールはイベント情報からどうぞ。

執筆者/敷島住宅 注文住宅事業本部 スタッフ
執筆者/敷島住宅 注文住宅事業本部 スタッフ
注文住宅事業本部のスタッフです。
[Reco.]seriesを中心に、住まいの情報をお届けいたします。
※本記事は、2020年4月9日時点の情報になります。

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