ガスとIHどっちがいいの?コンロを比較!
2019年11月27日
新築や建替えをお考えの方で、キッチンのコンロをガスにするかIHにするかお悩みの方もおられるのではないでしょうか。
それぞれに良いところがあり、どんどん高性能なものも出てきているので、どちらが良いのか迷いますよね。
今回は、ガスとIHのコンロを比較しながらご紹介いたします。
目次
仕組み
ガス
都市ガスやプロパンガスなどの可燃性の気体を燃料とします。
ガスと空気を混合して燃焼させることで火をおこし、それによって調理を行います。
IH
IHとはinduftion heating(誘導加熱)の頭文字をとったもので、電気により調理機内部のコイルを発熱、加熱させます。
調理器具を加熱させることで食材を調理するのが特長です。
火力
ガス
目で火力が確認できるのがガスの特徴。感覚的に火力調整がしやすく強火での調理が得意です。
微妙な火力調整ができるのがメリットです。
IH
加熱状況は液晶で確認できます。
横からのぞき込まなくても、楽な姿勢で加熱状況が確認できます。
コンロを同時に利用する際、電気の容量を超えるような強火にできないことがあります。
安全性
ガス
火を直接扱うため、注意が必要です。
コンロの近くに燃えるものや熱に弱いものを置くと、燃えたり溶けたりして危険です。
最近はSiセンサーという安全装置が付いたものがほとんどなので、消し忘れや加熱しすぎでも自動で止まり、安全性は向上しています。
IH
火が出ないので、衣類や髪の毛をうっかり焦がす心配はありません。
使用直後の天板はかなり高温なので、うっかり触れて火傷しないよう注意が必要です。
お手入れ
ガス
IHに比べると凹凸が多く、お手入れの手間がかかります。
しかし、ガラストップコンロなど汚れが付きにくく凹凸の少ないくお手入れがしやすいタイプも多く選べるようになりました。
IH
コンロがフラットな状態なので、布巾で拭くだけで簡単にきれいな状態を保つことができます。
また、二酸化炭素が発生しないため、キッチン周りもガスに比べれば汚れにくくなっています。
使える調理道具
ガス
調理器具を選びません。
市販されている調理器具であれば、どんなものもほぼ問題なく使えます。
IH
IH用の調理器具でないと使用できません。
ガスからIHに変えた際に、使えない調理器具が出てくる可能性があります。
最近はオールメタル対応の機種も出てきました。
ガス・電気代
ガス
昼夜一定料金で使用できます。
LPガス>電気>都市ガスの順で料金が安くなるため、都市ガスが使える地域なら一番調理による光熱費が抑えられると言えます。
IH
プランにもよりますが昼間の時間帯は比較的割高なことが多く、昼間の調理が多いご家庭では電気代がかかる可能性があります。
夜間時間帯の調理が中心であれば、あまりガスとの差は感じられないでしょう。
災害時
ガス
万が一、停電になってもガスが通っていれば使用できます。
IH
停電になると使用できません。
しかし、太陽光発電や蓄熱のシステムがあれば、災害時でもライフラインは確保できます。
まとめ
今回は、ガスとIHのコンロを比較し、ご紹介いたしました。
それぞれに良さがあり、新しい機能を持ったものも沢山発売されており、また何を重視するかでどちらが良いかは変わってきます。
ぜひキッチンを検討の際のご参考になさってください。
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