理想のキッチンを作りたい!キッチンのレイアウト&ポイント
2019年4月1日
間取りを考えるうえで、もっとも要望の多いキッチン。
お料理好きも、家事の効率にこだわるかたも、キッチンは妥協したくないという方が多いのではないでしょうか。
今回は、キッチンの間取りを考えるうえで基本となる、レイアウトと気を付けたいポイントについてご紹介いたします。
目次
キッチンレイアウト 6種
アイランド
アイランド「島」の名のとおり、システムキッチンが島のように独立したレイアウトです。
レンジとシンクをキッチン中心とし、周りをぐるりと回れる動線が特徴です。
何人かで調理や作業をするのに向いています。
ペニンシュラ
ペニンシュラとは「半島」のこと。
システムキッチンの一面が壁に面しており、壁から突き出た半島に似ています。
ダイニングテーブルをつけると、家事をしながら家族との会話も楽しめます。
I型
直線状に、シンクやレンジが一列に並んだ、ベーシックなレイアウトです。
コンパクトなキッチンが欲しい場合や、限られたスペースをダイニングキッチンにする場合などに適しています。
Ⅱ型
シンクとレンジをⅡの字型に並べたレイアウトです。
アイランド型に似ていますが、シンクとレンジが別になっているのがポイントです。
冷蔵庫との配置を考慮することで、家事をする動きに無駄を省けます。
L型
シンクとレンジをLの字型に並べたレイアウト。
作業動線が短く効率的な配置がしやすいのがメリットです。
Lの字のコーナー部分を活かせるかで、収納量が変わります。
U型
Uの字型にシンク、コンロが並んだレイアウトです。
コンパクトで機能的な配置を確保できるメリットがありますが、何人かで作業をするのには手狭になりやすいのがデメリットです。
ダイニングとの位置関係 4タイプ
対面タイプ
ダイニングに向かって、キッチン調理台が設置された配置です。
子どもの様子を見ながら、お客様と話をしながら料理をしたいという方に人気の間取りです。
調理台をフルフラットにすると、開放的でお洒落に。
少し高めのカウンターで区切るタイプにすると、調理や片付けの手元がダイニングから見えずにスッキリと使えます。
背面タイプ
ダイニングに背を向ける配置です。
料理に集中しつつも、背面のダイニングとの一体感を大事にしたい方におすすめです。
ダイニングとの境をオープンにし自由な動線を確保する間取りと、間に低めの調理台やカップボードなどを置き、緩やかに仕切る間取りがあります。
独立タイプ
ダイニングから独立した間取りです。
個室のような間取りになるため、料理に集中したいという方におすすめです。
3方向を収納のためにたっぷり使える、ニオイや汚れがダイニングに広がらないというメリットがあります。
半独立タイプ
ダイニングとは、カウンターと垂れ壁で個室のように区切られており、半分独立した間取りです。
カウンター越しにダイニングと繋がっているので、ダイニングの様子を見ながら料理ができる「対面タイプ」と、収納等が充実させられる「独立タイプ」の良いところを両立できます。
ダイニング側からキッチンが丸見えにならないのもメリットです。
家事動線のポイント
キッチンの家事動線を考えるうえで重要なのは、冷蔵庫、レンジ台(加熱調理器具)、シンクの距離と配置です。
この3つを結ぶ線を「ワークトライアングル」と呼び、最適な距離で配置することで、効率よく作業が進められます。
理想のワークトライアングルはこちら。
最適な距離は体格による個人差もあるので、一度ご自宅のキッチンを図ってみてはいかがでしょうか。
シンク~コンロ 120~180cm
シンク~冷蔵庫 120~210cm
コンロ~冷蔵庫 120~270cm
3辺の合計=360~660cm
冷蔵庫の配置のポイント
以外と見落としがちなのが、冷蔵庫のドアです。
今まで使っていた冷蔵庫を設置する場合は特に、ドアの向きや開く角度にも注意が必要です。
扉が十分に開けられるか、ものが出し入れがしやすいかもチェックしてください。
ドアの開く方向を付け替えられるもの、観音開きで大容量でもコンパクトに開け閉めできるものなどもあります。
新居に合わせて買い替える場合も、容量やサイズだけではなく、開き方もご確認ください。
まとめ
今回は、キッチンのレイアウトと気を付けたいポイントについてご紹介いたしました。
広さや組み合わせによって、様々な間取りが考えられますね。
この記事を参考に、ぜひ憧れのキッチンを実現してください!
とはいえ、レイアウトやダイニングとの位置、動線など、考えることがたくさんがあって、迷ってしまう方もおられるのではないでしょうか。
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