家づくりについて間取り

リビングを快適なテレワークスペースにするためのアイデア

在宅勤務やテレワークが一般化し、ご自宅にお仕事のための間取りを希望する方が増えています。
その一方で敷地の関係上、独立した書斎やワークスペースを作るのは難しいというお声も。

今回は、リビングを快適なテレワークスペースにする環境づくりのアイデアをご紹介いたします。

テレワーク環境づくりのポイント

作業スペースの確保

お仕事の種類により、必要な作業スペースは異なります。まずは、仕事のためにどのぐらいのスペースが必要かを確認しましょう。
ノートパソコン1台でほとんどの作業が行える場合は、お部屋の一角にカウンターを設置すれば問題なく作業が行えます。道具類も収納できるようにすれば、小さな書斎のように扱えるでしょう。
資料を読んだり図面を書いたりする作業が必要であれば、作業のための空間を確保しなければいけません。広い作業スペースが必要なのであれば、ダイニングテーブルを活用することも検討しましょう。作業のたびに必要な道具や書類を移動するのはスムーズな仕事の妨げになるため、作業場所の近くに仕事道具を置くための収納場所を確保すると良いでしょう。移動できるワゴンに道具をまとめると、ワゴンをテーブルの側へ移動するだけですぐお仕事が始められますよ。

ネットワークと配線

作業場所が決まれば、配線計画です。
今はほとんどのお仕事でパソコンが使われており、在宅勤務はインターネット回線が必須です。
イザというときにコンセントが足りないなんてことがないよう、仕事をするスペースの近くに必要な数のコンセントを計画しておきましょう。
また、インターネットが繋がりやすいよう、ルーターなどを置く場所や有線LANの配線も検討しておきましょう。

集中できる環境づくり

仕事に集中するためには、視界にあまり不要なものが映らないことがポイントです。
可能であれば目の前が壁になるよう作業スペースを確保するのが良いのですが、難しい場合は衝立などで視界をコントロールしましょう。大きなものでなくとも、テーブルの上における簡易のものでも十分効果があります。
殺風景だと寂しいという方は、観葉植物や花瓶に花を生けるだけでも雰囲気がガラッと変わります。
また、作業用の椅子やライトスタンドなどにこだわると、より快適になりますよ。

リビングで仕事をしていると、オンオフの切り替えがしにくいという方も多くおられるようです。
仕事を始める前に決まったカップでコーヒーや紅茶を入れる、軽くラジオ体操をするなど、スイッチになる動作を習慣化すると「今から仕事だ!」と切り替えやすくなります。見えないからと油断せず、服装を整えるのも効果的ですね。
終業後もなんとなく仕事の続きが気になるという方は、翌日やるべきこととしてメモに書き出し、パソコンと一緒に片づけるのが有効。一度頭の中の気になることを書き出してしまうとスッキリします。タイマーやアラームなどを使って、メリハリを作るのも良いですね。

施工事例で見るリビングワークスペース

弊社の施工事例で、リビングにカウンターなどを設置して作ったワークスペースをご紹介いたしましょう。

こちらは、リビングの一角を上手に使ったワークスペースです。
机がピッタリ収まるよう仕切ったお部屋の角に、吊戸棚の収納も設置しているので、収納力も抜群ですね。

 

こちらはキッチンに面したシンプルカウンターを設置。
座ればキッチンの中はほとんど見えない高さのため集中しやすく、圧迫感もありません。すぐ隣に収納があるので、仕事道具を保管しておくのにも便利です。

 

こちらはLDKの一角を利用した半個室スタイルのワークスペース。
L字にカウンターを作ることで、作業スペースを広く確保しています。また、キッチンとの間を腰高の壁で区切ることで、圧迫感を出さずに緩く空間を仕切ってメリハリを作っています。半個室なら、テレビ会議などがある時はスクリーンなどで一時的に間仕切ることもできますね

そのほか、リビングに限らず省スペースで書斎を作るためのアイデアをこちらの記事でご紹介しています。
「狭くても邪魔をされない空間が欲しい」「テレビ会議があるので専用スペースが欲しい」という方はこちらもご参考になさってください。
省スペースでも大丈夫!憧れの書斎を造ろう

まとめ

今回は、リビングを快適なテレワークスペースにする環境づくりのアイデアをご紹介いたしました。十分なスペースが取れないからとあきらめず、快適な在宅ワーク環境づくりのご参考になさってください。

新築・建替えでワークスペースをお考えなら、ぜひプロにご相談ください。空間を有効利用したり、共有スペースでも快適な作業ができる空間づくりをお手伝いいたします。
弊社では定期的に無料の間取りプラン相談会を行っております。オンラインや訪問でのご相談も承っておりますので、お気軽にどうぞ。
イベント情報はこちらから。
https://shikishima-home.com/?utm_source=blog&utm_medium=text

執筆者/敷島住宅 注文住宅事業本部インテリアコーディネーター
執筆者/敷島住宅 注文住宅事業本部インテリアコーディネーター
注文住宅事業本部のインテリアコーディネーターです。
[Reco.]seriesを中心に、住まいの情報をお届けいたします。
※本記事は、2021年8月17日時点の情報になります。

関連記事

おうちキャンプの楽しみ方と家づくりのポイント
こんにちは。注文住宅の営業担当Fです。この数年、庭やベランダなどでキャンプ気・・・続きを読む
内装プランの第一歩!定番のテイストを知る!
こんにちは。注文住宅のインテリアコーディネーターMです。今回は、「どんな内装・・・続きを読む
人気のインナーガレージ、その魅力とは?
こんにちは。設計担当のHです。今回は、インナーガレージの魅力についてご紹介し・・・続きを読む
通り土間の魅力、人気の理由とは?
こんにちは。設計担当のFです。最近、通り土間のある間取りの人気が高まって・・・続きを読む
照明で作る快適でオシャレなキッチンインテリア
日々の生活の中でも食は重要な要素。新築・建替えをお考えの方なら、キッチンに関・・・続きを読む
新築工事に地鎮祭は必要?
住宅建築のための費用で雑費として挙げられることもある「地鎮祭」。新築・建・・・続きを読む