土間リビングってどんな間取り?
2021年7月27日
昔の日本家屋は広い土間があり、家の中と外を繋ぐ空間として機能していました。
生活様式の変化により、土間を広くとらない家が多くなりましたが、最近リビングに土間を取り入れた「土間リビング」という間取りが注目されています。
今回は、新築・建て替えをお考えの方なら知っておきたい「土間リビング」についてご紹介いたします。
「土間リビング」とは
玄関などから土足のまま上がれる居住空間を土間と呼びます。
玄関口と居室を繋ぐ空間を土間とすることが多く、シューズクロークを設置して収納スペースを兼ねることが多くあります。
そんな土間ですが、生活や趣味に合わせリビングの一部を土間として土足で出入りすることができるようにしたものを「土間リビング」と呼びます。
玄関からリビングへと通り抜けられる間取りの他、庭やテラスから掃き出し窓を通じて出入りできるようにするなど、用途に合わせたバリエーションがあります。
「土間リビング」の活用法
土足で出入りできるようタイル敷やコンクリート敷にする土間リビングは、土汚れなどを持ち込んでも掃除がしやすいことがメリット。
たとえば、自転車やバイクなどが趣味のご家族なら、土間リビングで家族と過ごしながらメンテナンスを行うことができます。サーフボードなどの大型のスポーツ用具の保管やお手入れもしやすいですね。
中大型犬など大きなペットとお住まいの家族なら、土間リビングを取り入れることでペットと過ごしやすい空間を作ることも可能です。フローリングはどうしても爪で傷みやすく汚れのお手入れも大変ですが、土間リビングなら床の掃除も苦になりませんし長い時間を気兼ねなく一緒に過ごすことができますね。
日当たりの良い庭やテラスに通じるよう配置するなら、水に強い土間リビングはお子様の安全な遊び場や洗濯物干し場としても活躍します。
「土間リビング」の注意点
多目的に使える土間リビングですが、設置を考えるなら注意点も押さえておきましょう。
夏にはひんやり涼しい土間リビングですが、冬は室内が冷える原因ともなります。地域にもよりますが、広い面を取るのであれば床暖房も検討した方が良いでしょう。
土間リビングは居室の一部を土間にするため、居住スペースが狭くなることがあります。無駄な空間にならないよう、どのように使うのかもしっかり検討したうえで広さなどを決めましょう。
当社の施工事例
こちらの物件は、階段下を利用した広い土間が特徴です。
また、タイルがリビング中央を横断するように敷かれ、ペレットストーブが設置されています。土間リビングのタイル敷なら、安全でお手入れがしやすいので、お家の中にストーブを設置することもできますね。
こちらの物件は玄関から玄関ホール、キッチンまでを土間としています。
玄関ホールはリビングから直接アクセスできるようになっています。
少し変わった土間の活用もご紹介いたしましょう。
こちらは1階の一部を車いすで生活するご家族向けの部屋とした施工事例です。
土間を広くとり、玄関から居室の出入りがしやすいようにしています。開放感もある土間は、居室の扉を大きく開けてお部屋の一部としても活用できるようになっています。テーブルと椅子を置いて、ちょっとした来客対応にも活用できますね。
まとめ
今回は「土間リビング」についてご紹介しました。
ご家族構成やライフスタイルによって、最適な間取りは違います。お家時間をより過ごしやすくするためにも、様々な間取りを検討してご家族にあった一番良い間取りを作りたいですね。
当社ではお客様のライフスタイルやご要望に合わせ、様々な提案をさせていただいております。
間取り相談などもおこなっておりますので、ぜひお気軽にお問合せください。
RECOの資料請求フォームはこちらからどうぞ。
お問い合わせ・資料請求・各種お申込み
-
注文住宅事業本部のスタッフです。
[Reco.]seriesを中心に、住まいの情報をお届けいたします。
- 2024.10.16家づくりの基礎知識太陽光発電の導入で知っておきたい5つのポイント!
- 2024.09.09家づくりについておうちキャンプの楽しみ方と家づくりのポイント
- 2024.08.02インテリアコーディネート内装プランの第一歩!定番のテイストを知る!
- 2024.07.19Reco.seriesHEAT20 G2基準の高断熱・高気密の住まい「RECO」