コンセントと一口に言っても、実は種類があるのをご存じでしょうか。
種類を知っておくと、新築・建替えの配線プランを考える際にとても便利です。

今回はコンセントの種類についてご紹介いたします。

電源コンセント

皆様ご存じのプラグを挿す穴が2つ開いたスタンダードなもの以外にも、機能的なもの、お困りごとを解消するものなど、さまざまな種類があります。

画像のように、コンセントプレートに一緒に使うものをまとめてあると、壁がスッキリしますね。
こちらは、テレビの周りにインターネットの配線もしたいリビングにピッタリです。

接地（アース）極付き・アースターミナルコンセント

電子レンジや洗濯機など、電気プラグに黄色や緑のアース線が付いているものは、接地極付きやアースターミナルのあるコンセントへの接続が必要です。
アースを挿していなくても使えますが、感電防止や電磁波の軽減、雷による被害の軽減、通信障害の抑制などに効果があるため、該当する電化製品を設置する場所には接地極付きもしくはアースターミナルコンセントを設置してください。

扉付コンセント

一見普通のコンセントですが、プラグ差込口の内部に扉があり、プラグの刃を2本同時に挿さないと扉が開かないようになっています。

お子様が、いたずらでコンセントのプラグ差込口にヘアピンや鍵などを入れて感電する事故を防げます。

抜け止めコンセント

プラグ差込口が弧を描いたもので、プラグを斜めに差し込んで回すことで固定します。
パソコンやテレビなど、何かの拍子に抜けてしまうと困るものにピッタリです。

マグネットコンセント

磁石式で、コードにつまずいたり引っかかった時にポンっと外れるコンセントです。
転倒や電化製品の落下による怪我を防止します。

TVコンセント

TV配線専用のコンセントです。
テレビを設置する位置が決まっていれば、線を引きやすい位置に設置することをおすすめします。
今はテレビを置かない部屋でも、将来置くことをお考えなら、新築・建替えの時点でコンセントを付けておくとよいでしょう。

テレホン・LAN用モジュラジャック

電話線やLANのモジュラージャックもコンセントに組み合わせることが可能です。
使用する場所に合わせて設置しておけば、余計な配線がインテリアを邪魔することもありませんね。
在宅でパソコンを使ってお仕事をされている方なら、LAN配線を仕事スペースに繋げておけば、安定してインターネットが使えますね。

屋外用

雨風を防ぐカバーがついた、屋外用のコンセントです。
写真のものは、抜け止めコンセントになっており、一つは接地極付きになっています。

屋外にコンセントがあると、防犯カメラや照明のほかに、イルミネーションやバーベキューに、電気工具や掃除用の家電を使うときに等、意外とあると便利ですよ。

床用

コンセントは壁にだけ設置するものと思っていませんか？
設置するための壁が遠い部屋の真ん中でも、床用のコンセントを付けることが可能です。
ダイニングテーブルでホットプレートを使いたいけれど、インテリアの都合で壁が遠い場合など、床に設置することも検討してみてはいかがでしょうか。
使わないときは床にしまえて、邪魔になりません。
床の色になじむブラウンカラーや金属色など、お部屋のインテリアに合わせて選べます。

まとめ

今回はコンセントの種類についてご紹介いたしました。
どこにどんな家電を置くのか、どのように使いたいのかというライフスタイルに合わせた最適な配線プランを考えるためにも、ぜひ参考になさってください。

コンセントの配置については、こちらの記事もどうぞ。
コンセントの配置にこだわりを！失敗しないためのポイント

執筆者／敷島住宅 注文住宅事業本部 スタッフ

注文住宅事業本部のスタッフです。
[Reco.]seriesを中心に、住まいの情報をお届けいたします。

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