らくらく部屋干し
間取り

らくらく部屋干し!室内に干すメリットとポイントをご紹介します

少し前までは「部屋に洗濯物を干すなんて、ニオイも気になるし不衛生」と言われたものですが、最近は室内に洗濯物を干すスペースを新築で取り入れる方が増えてきました。
ライフスタイルの変化や、それにともない洗剤や設備が進歩したことが大きく影響しています。

今回は、「らくらく部屋干し」ということで、部屋干しがいかに良いか、どうすればより快適に部屋干しができるかをご紹介いたします。

部屋干しのメリット

天気に関係なく干せる

梅雨の時期は、室内に洗濯物を干すという方も多いのではないでしょうか。
油断すると雨で洗濯物が濡れやすい時期は、部屋干しが安心です。
室内に干してあれば、急な雨が降っても大丈夫ですね。

時間に関係なく干せる

ライフスタイルの変化で特に影響を受けているのは、共働きでお子様のいるご家族ではないでしょうか。
「朝の出勤前に洗濯物を干すのは難しく、夜に帰宅してからでは時間が遅くて外干しには向かない」
「週末の洗濯だけではとても追いつかない」
そんな方におすすめできるのが、部屋干しです。

外干しで洗濯物が干したままになっていると、留守なのが外からすぐわかってしまい、防犯の面でも心配です。
部屋干しであれば、時間帯に関係なく帰宅後や夜遅くなっても洗濯物が干せますし、外出時に干したままでも気になりません。

花粉やPM2.5などを防ぐ

花粉やPM2.5によるアレルギー症状は、アレルゲンと呼ばれるアレルギーの原因物質が体内に入ったり皮膚に付くことで起こります。
外に洗濯物を干していて花粉やPM2.5が衣類に付くと、服を着るときにアレルゲンを吸い込んだり肌に付いたりしてしまいます。

部屋干しなら、花粉やPM2.5が飛ばない室内に干すので、干している間に衣類にアレルゲンが付きません。
すでにアレルギー症状が出ている方には症状の緩和に、アレルギーではない方には予防になります。

衣類が変色しない

強い紫外線は、衣類の色あせの原因となります。
色あせを防ぎたい大事な服は室内に干せば、直接紫外線が当たらず、長くきれいな色を保つことができます。

部屋干しをするときのポイント

メリットがいっぱいの部屋干し。
ですが、気になる問題はどう解決すればいいでしょうか。
快適に部屋干しするためのポイントをまとめました。

生乾きのニオイが気になる?

生乾きの洗濯物がにおう原因は、洗濯で落とし切れなかった汚れをエサに雑菌が増えるから。
雑菌は高温多湿が大好きです。濡れた洗濯物は、雑菌にとっては天国なのです。

では、どうすれば雑菌が増えるのを防ぐことができるのでしょうか。
それは「洗濯物の汚れをキチンと落とすこと」「洗濯物を早く乾かすこと」です。

最近はニオイをおさえる部屋干し用の洗剤もいろいろ選べます。

早く乾かすには

早く洗濯物を乾かすためのポイントは「空気の流れを作ること」です。
風通しの良い場所に干し、洗濯物と洗濯物の間はこぶし1個分ほど間をあけてください。

どうしても渇きが遅い場合は、扇風機やサーキュレーターで風の流れをつくったり、除湿器や衣類乾燥機を使うのも効果的です。

部屋干しに最適な間取りや設備は?

ここからは、新築時に取り入れたい、間取りや設備でできることをご紹介いたします。
いずれも、洗濯機から洗濯物を干す場所、片付ける場所の動線を考えた間取りにすると、家事時間や移動の負担が軽減されますよ。

サンルーム

「一年中、部屋干しする」というご家族なら、部屋干し専用のスペースを用意するのがおすすめ。
ガラス張りのサンルームなら、日当たりが良く外気を通さないので、昼の日差しが洗濯物をふっくら乾かしてくれます。

室内物干し竿

折り畳み式の物干し竿であれば、いつでもどこでも洗濯物が干せますが、毎日のことになると広げたままでは邪魔になり、たたむのも手間です。
決まった場所に洗濯物を干すのであれば、取り付け式の室内物干し竿はいかがでしょうか。
天井から下げるタイプであれば、邪魔になりません。
また、電動昇降式なら上げ下げも楽々。

取り付け式の物干し竿を設置される場合は、急な来客時に洗濯物が干されていても気にならない場所がおすすめです。

浴室暖房乾燥機

浴室乾燥機能を付け、浴室に干すのもおすすめです。
普段は外干しもするけれど、梅雨の時期や外出時には部屋干ししたいという方は、特別な場所を用意しなくても良いのもメリットです。
乾燥機能の無いお風呂でも、換気扇を回して風の流れを作ることで乾かす事が出来ますが、乾燥機能があれば早く乾かせます。

ついでに浴室の湿気がカラッと飛び、カビ防止になるもの嬉しいですね。

まとめ

今回は部屋干しについてご紹介しました。
ポイントさえ押さえれば、メリットが多く、忙しいご家族にはおすすめです。
注文住宅で新築をお考えの方は、間取りや設備も参考に、快適な生活を実現してください。

「部屋干しをとりいれたいけれど、どこに設置するか迷う」という方は、ぜひプロにご相談ください。
当社では、無料間取り相談を定期的に開催しております。不定期で女性建築士の相談会もございます。女性目線での相談をご希望の場合は、こちらもおすすめです。
イベント情報はこちらからどうぞ。

執筆者/敷島住宅 注文住宅事業本部 スタッフ
執筆者/敷島住宅 注文住宅事業本部 スタッフ
注文住宅事業本部のスタッフです。
[Reco.]seriesを中心に、住まいの情報をお届けいたします。
※本記事は、2019年4月5日時点の情報になります。

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