新築の間取りでできる花粉症対策
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花粉症の方必見!間取りでできる花粉症対策

すでに花粉症の自覚症状がある方から、家族が花粉症だという方まで、花粉のシーズンは花粉飛散情報が気になりますよね。
すでに症状が出ている方は、通院や薬で症状を抑えるのも大切ですが、実は家を建てる際にいくつかのポイントに気を付けることで、アレルギー症状を抑えることができるのです!

今回は、新築でできる花粉症対策をご紹介します。

花粉症のシーズンとは

関西では、2月から3月にスギが、3月から4月にはヒノキ、さらに4月から5月はイネの花粉と、切れ間なく花粉が飛びます。
夏にホッと一息つくと、こんどは秋の花粉シーズンが到来。
8月半ばから再びイネが、そしてブタクサやヨモギが10月まで飛びます。
症状のひどい方は、年中なんらかの花粉の影響を受けている場合もあります。

花粉症対策の基本

花粉症とは、体内に花粉が入ってきたときに、体が花粉を排除しようとして起こる「免疫反応」です。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり以外にも、目のかゆみや肌の荒れを伴う場合があります。

花粉症対策の基本は、アレルギーの原因となる花粉に触れない、吸い込まないこと。
外出時にはマスクやサングラス、帽子などでガードし、花粉が付きにくいツルツルした素材の服を選ぶと良いでしょう。
帰宅後は服についた花粉を払い落とし、室内に持ち込まないようにしましょう。

新築でできる花粉症対策

花粉症対策の基本で、室内に花粉を持ち込まないというポイントをご紹介しました。
実は、新築をプランニングする際の間取りや設備で、さらに花粉を室内に入れない工夫ができるのです。
花粉の飛散量が多い時期でも、自宅で快適に過ごすごとができますよ。

花粉を家に入れない間取り

出入りの際に必ず開けなければいけない玄関ドア。
もちろん、ここからも花粉が入ってきます。
玄関を開けたらすぐリビングという間取りだと、玄関から入った花粉が室内に一気に広がってしまいます。
そこで、玄関ホールを設けてワンクッション置くことで、勢いよく花粉が入ってしまうことを防ぎましょう。

また、上衣を置くためのスペースを作ることで、花粉のついた上衣や帽子などを室内に持ち込まずにすみます。

玄関ホールから洗面所へ直接移動できる間取りもおすすめです。
帰宅してすぐに手洗い洗顔など行うことで、すでに体についてしまっている花粉を落とすことができます。

換気システムで花粉を室内に入れない

せっかく花粉を入れない工夫をしても、閉め切った室内では空気が淀むため、換気が必要となります。
しかし、換気のために窓を開けると花粉が入ってきてしまう。
これを解決するのが、換気システムです。

換気システムには、排気と給気の両方をファンで行う第1種、給気のみファンで行い排気は自然にまかせる第2種、排気のみをファンで行い給気を自然にまかせる第3種があります。
このフィルターを花粉対応のものに変えるだけで、室内に入る花粉を防げます。

RECOでは、高気密・高断熱の構造に第1種の換気システムである熱交換気システムを採用。
「熱交換気システム」は排気する際に熱を外気と交換するので、暑い夏は冷房で涼しくなった室内の気温を保ち、寒い冬は温めた室内の気温を保ったままで、換気を行います。

部屋干しで服に花粉を付けない!

外に洗濯物を干すと、花粉が乾いた衣類に付き、それを着るときに花粉に触れることでアレルギー症状が出てしまいます。
それを防ぐには、外に干さないこと!
具体的には、衣類乾燥機を使ったり、室内に洗濯物を干すことです。

毎日の洗濯に衣類乾燥機を使うと、電気代もばかになりません。
今回は、最近注目されている部屋干しのための設備をご紹介しましょう。

「洗濯物は基本的に部屋干しのみ」と決めるなら、サンルームや洗濯の干し場を室内にプランニングすることがおすすめです。
また、専用のスペースを取る余裕が無いという方には、来客時に洗濯物が干されていても気にならないスペースに、取り付け式や電動式の物干し竿を付けるのも便利です。
電動式であれば、普段は邪魔にならないよう上げておき、必要な時に下して洗濯物を干すことができます。
花粉のシーズン以外は外干し、花粉のシーズンや雨の日のみ部屋干しをする場合は、浴室乾燥機を使うのもおすすめします。

洗濯機~洗濯を干すスペース~洗濯物を片付けるスペースの動線を考えてプランニングすれば、最低限の移動距離で家事がすみ無駄が無くなりますよ。

まとめ

今回は、新築でできる花粉症対策をご紹介しました。
すでに花粉症の方も、花粉症の家族がいる方も、ぜひ参考になさってください。

「花粉を入れない家にしたいけれど、どういう間取りが良いの?」
そんな時は、ぜひプロにご相談ください。
当社では、無料間取り相談を定期的に開催しております。
イベント情報はこちらからどうぞ。

執筆者/敷島住宅 注文住宅事業本部 スタッフ
執筆者/敷島住宅 注文住宅事業本部 スタッフ
注文住宅事業本部のスタッフです。
[Reco.]seriesを中心に、住まいの情報をお届けいたします。
※本記事は、2019年4月3日時点の情報になります。

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