
「建ぺい率」「容積率」ってなに?住宅の疑問をやさしく解説
2019年8月16日
新築のための土地を買う時や、建物のプランニングをする際によく聞く「建ぺい率」「容積率」という言葉をご存知でしょうか。
「なんとなくわかるけれど、詳しくはわからない」という方のために、家を建てるなら知っておいて損はない建築用語を、わかりやすく解説いたします。
今回は、「建ぺい率」と「容積率」についてです。
建ぺい率(けんぺいりつ)
建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合です。
図で言うと、オレンジの建物床部分が建築面積にあたります。
もし、1階より2階の面積が広い場合は、2階の面積が建築面積とみなされます。
建ぺい率の計算方法

※両方100㎡の土地の場合
建築面積/敷地面積×100=建ぺい率(%) という式で建ぺい率を出すことができます。
100㎡の敷地に建築面積50㎡の建物を建てると、建ぺい率は50%です。
100㎡の土地の建ぺい率が50%なら床面積が50㎡までの建物が、建ぺい率が80%なら80㎡の建物が建てられるということになります。
土地の建ぺい率は、都市計画の用途地域やその他の規制によって決まっています。
また、条件により建ぺい率緩和の特例もあります。
容積率(ようせきりつ)
容積率とは、敷地面積に対する建築延床面積の割合です。
図で言うと、青い部分の面積が延床面積です。
延床面積とは、それぞれの階の床面積を合計したものです。
玄関ポーチ、ベランダ・バルコニー、ロフトなど延床面積に含まれない部分、地下室やビルトインガレージなどの割り引いて計算される部分があります。
容積率の計算方法

※100㎡の土地の場合
延床面積/敷地面積×100=容積率(%) という式で容積を出すことができます。
100㎡の敷地に延べ床面積80㎡の建物を建てると、容積率は80%です。
敷地面積が100㎡で、建ぺい率50%容積率100%の土地には、延床面積100㎡以内の建物が建てられます。
必然的に、この条件で2階建以上の建物を建てることは難しくなります。
容積率は、用途地域の区分によって50~1300%の範囲で制限され、前面道路の幅によっても変わります。
まとめ
今回は、「建ぺい率」「容積率」を簡単にわかるよう解説いたしました。
土地を検討する際に、「建ぺい率」「容積率」を見れば、その土地に対してどのぐらいの大きさの建物が建てられるのかがわかります。
ぜひ正しく理解しておきたいですね。

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注文住宅事業本部のスタッフです。
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