外観の印象を決めるポイント!屋根の形と屋根材をご紹介します
2019年12月25日
新築や建替えをお考えの方で、様々な設備やインテリアのことをお考えでも「屋根の形はこれがいい!」という方は意外とおられないのではないでしょうか。
屋根の形や素材は、外観の印象を決めるポイントになります。
今回は住宅の外観印象を決める、屋根の形と屋根材についてご紹介いたします。
目次
代表的な屋根の形
切妻屋根(きりづまやね)
一般的な屋根のイメージは、この切妻屋根ではないでしょうか。
大棟(おおむね)と呼ばれる屋根の頂上部から左右2面が地面に向かって伸びる形です。
構造が比較的簡単で安定感が良く、コストの面でも優れています。
寄棟屋根(よせむねやね)
切妻屋根が大棟から2方向の傾斜に対し、4方向に傾斜が伸びるのが寄棟屋根です。
日差しや雨風の影響を和らげるため耐久性が高く、和洋どちらのタイプの外観にも似合うのが特長です。
屋根と屋根が合わさり角になる部分で雨漏りが発生しやすくなるため、切妻屋根よりもメンテナンスが必要です。
方形屋根(ほうぎょうやね)
ピラミッドのように、一つの頂点から四方へ伸びた形です。
基本的な特徴は寄棟屋根と同じですが、大棟が無いのが違いです。
屋根の下は、ほぼ正方形の家である必要があります。
片流れ屋根(かたながれやね)
切妻屋根の片方をまっすぐ伸ばした形をしています。
モダンな外観の家によく似合い、形がシンプルなため施工費が安く済みます。
また、太陽光パネルと相性が良く、設置しやすいというメリットもあります。
雨が一面に集中し雨樋へ流れ込むため、雨樋の定期的なチェックが必要です。
招き屋根(まねきやね)・差し掛け屋根(さしかけやね)
切妻屋根の一方を長く、もう片方を短くした形で、段違いになっているのが特徴です。
片方の屋根を上げたぶん室内空間を広くとることができ、シンプルな構造のため施工費が安く済むのがメリットです。
また、太陽光パネルと相性が良く、発電効率が高い角度を作れます。
段違いの下の屋根のように、2階部の外壁に接して設けられた片流れ屋根部分を差し掛け屋根(さしかけやね)と言います。
屋根材の種類
スレート
化粧スレートは、セメントと繊維材料を混ぜ、5mm程度の厚みの板状の屋根材です。
軽量で安価なのが特徴で、日本で最も住宅に多く使われています。
天然の鉱石を使った天然スレートもありますが、重量があり高価なためあまり使われていません。
天然スレートが使われている建物としては、東京駅の丸の内駅舎が有名です。
RECOでは、化粧スレートの中でも断熱効果の高い屋根材を標準仕様としています。
ガルバリウム鋼板
アルミと亜鉛で構成されたガルバリウムを使った鋼板です。
金属なので軽量で耐震性があり、耐久性が高いのが特長です。
横長に貼る横葺きと、縦長に貼る縦葺きがあり、デザインも豊富です。
瓦
大きく2種類あり、粘土で形を作り焼き上げた粘土系の瓦と、セメントで形を作って乾燥させたセメント瓦に分けられます。
耐久性やデザイン性に優れていますが、重量があるため耐震性が落ちる可能性があります。
軽い素材を使ったり、樹脂などを混合して重量を軽くした、軽量瓦もあります。
まとめ
今回は屋根の形と屋根材についてご紹介いたしました。
屋根の形によって特徴の違いがあり、家のデザインにも影響することがお分かりいただけましたでしょうか。
例えば、敷島住宅の京都桃山住宅展示場の屋根は、切妻屋根を組み合わせてあり、1階の軒に差し掛け屋根がある、瓦葺きになります。
リズミカルな切妻屋根と瓦が、和の雰囲気を演出します。
滋賀膳所住宅展示場は、切妻屋根と片流れ屋根の組み合わせのスレート葺きです。
片流れ屋根が組み合わさることでモダンで洋風な雰囲気になり、京都桃山住宅展示場との違いがお分かりいただけるのではないでしょうか。
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