作り付け収納のメリット・デメリットは?
2019年7月19日
新築をお考えの方にとって、どのくらいどんな形で収納を確保するのかは気になるポイントではないでしょうか。
クローゼットや押入といった大きなものや、ちょっとしたスペースを利用した物入、シューズクロークやキッチンパントリーなど選択肢も多く、お悩みの方も多いかと思います。
今回は、収納の中でも作り付け収納について、そのメリットとデメリットをご紹介いたします。
目次
作り付け収納って具体的にどんな収納?
作り付け収納は造作収納とも呼ばれ、スペースに合わせてオーダーメイドで作られる、固定収納のことを指します。
たとえば、柱による凹凸を生かして本棚を作ったり、天井から床までを無駄なく使った収納棚、床から少し浮かせて棚を壁に固定したオシャレなテレビボードなど、要望に合わせて様々なものが作られています。
壁の厚みを利用したニッチもや埋込棚も、作り付け収納になります。
メリット
空間を無駄なく使える
市販の家具がピッタリ入らないような凹凸にも、オーダーメイドなのでピタッと収まります。
棚の間隔なども指定できるので、収納計画に合わせて効率的な収納を作ることができます。
オーダーなので、一般的な収納家具が対応できない趣味の道具や器具など「こんなものを収納したい」といった要望にも、応えることができます。
見た目スッキリ
インテリアと合わせてプランニングすれば、色や素材などを合わせやすく、見た目もスッキリ収まります。
ごちゃごちゃした、あまり見せたくないものを収める予定なら扉付きの隠せる収納として、飾りたい小物を置く場合はディスプレイしながら見せるオープン収納として作ることも可能です。
掃除が簡単
作り付け収納は隙間なくピッタリと壁に固定されるので、隙間にホコリが溜まりにくいのもメリットです。
床と収納の間を空けて設置すれば、床掃除も楽々。ロボット掃除機に任せても無駄なく掃除させることができます。
転倒の心配がない
大型の本棚やタンスなどは、市販の家具は転倒防止が欠かせません。
近年の大きな地震で、家具が倒れたり中身が飛び出して怖い思いをした方もおられるのではないでしょうか。
作り付け収納なら壁に固定するので、家具が倒れてくる心配はありません。
中身が飛び出すことを防止するのなら、揺れるとロックがかかる扉を設置するとさらに安心です。
デメリット
費用がかかる
オーダーメイドで家具を作るので、その分費用がかかります。
価格については、棚を作るだけなのか複雑な細工が必要かで変わってきますが、建築費用に予算を組み込む必要があります。
最初から「ここにこんな収納を作り付けたい」という希望があるのであれば、見積もり段階で相談しておくと安心です。
設置の仕方や、扉や引き出しの有無でも費用が変わりますので、何をどのように収納したいのかをしっかり考えておくことも、予算オーバーにならないためには大切です。
後から変更ができない
作り付け収納は壁に固定してしまうので、後からの追加や処分はとても大変です。
小さいお子様は成長に合わせて収納するものや量が変わっていきます。今に合わせてしまうと、後で困るかもしれません。
5年先、10年先を考えて、大きな変化がありそうな場所は作り付け収納にせず、家具を買い替えていくこともご検討ください。
収納するものに合わせて棚の高さや仕切る数を変えたいということなら、可動棚を採用するのもおすすめです。
まとめ
作り付け収納のメリット・デメリットについておわかりいただけましたでしょうか。
上手に作り付け収納を取り入れることができれば、スッキリ片付いたオシャレな家も夢ではありません!
この記事を参考に、作り付け収納も取り入れた収納プランをご検討ください。
弊社では定期的に、無料の間取りプラン相談会を行っております。
注文住宅で収納にお悩みの方は、ぜひご相談ください。ご家族にあったプランを提案させていただきます。
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