インテリアでできる災害対策
2022年3月22日
自然災害の多い日本。耐震など家の構造などでの対策以外にも、用意できることはしておきたいですよね。今回はインテリアでできる災害対策をご紹介いたします。
家具の地震対策
地震対策で重要なのは、揺れによる家具の転倒対策です。
倒れこんできた家具による怪我や、倒れた家具で脱出経路が塞がれてしまうことを防止しましょう。
おすすめは、なるべく背の高い家具を避けること。背の低いロータイプの家具は低重心で安定感があり、万が一倒れても、大きな被害につながることは少なくなります。
どうしても壁面を広く収納として使いたい場合は、ベッドの横や出入り口付近を避け、壁に固定、もしくは転倒防止の突っ張りを取り付けることで、大きな揺れでも家具が倒れこむことを防ぐことができます。
突っ張り棒は見た目が気になるという方は壁に固定するタイプの転倒防止もありますので、設置場所によって選びましょう。
新築や建替えの際であれば、インテリアと馴染む造り付け家具の設置もご検討ください。
また、揺れによって高い位置から棚の中の物が飛び出すことを防ぐため、扉のある収納家具を選び、耐震ラッチにより揺れを感知してロックがかかるようにすることも、二次被害を防ぐ効果があります。
落下対策
高いところに重い物を置かないのは落下防止の基本ですが、意外と見落としがちなのが吊り下げ照明器具。
取付時に十分な強度があるかを確認し、必要に応じてワイヤーやチェーンなどで強化しましょう。
水槽やウォーターサーバーなどにもしっかりした落下対策を施しましょう。大きく重さがあるので大丈夫だと思ってしまいますが、
ゆっくりとした大きな揺れが続くと中の水が波のように偏り、バランスが崩れることで落下や転倒する可能性があります。
粘着式のマットシートやストッパーなど様々な固定具がありますので、場所や大きさなどに合わせて選んでください。
安全に避難するために
避難が必要、となったときのために用意したいのが「非常用持ち出し袋」です。
いざという時の取り出しやすさは大切ですが、普段からあまり目立つところには置きたくないですよね。
玄関が使える状態なら玄関収納の中が便利ですが、寝室が2階にある場合は2階廊下の収納も就寝時の災害に有効です。合わせて、スニーカーや懐中電灯など安全な避難に必要なものも置いておくと良いでしょう。
定期的に家族で場所や中身を確認し、いざという時に慌てないようにしたいですね。新築・建替え時の収納計画時には、非常時のための持ち出し袋などの収納も是非計画に入れてください。
まとめ
今回はインテリアでできる災害対策をご紹介いたしました。
弊社のRECO住宅は耐震等級3、耐風等級2と高い安全性の構造を持ちますが、インテリアや収納計画でもできる防災対策も是非取り入れてください。
災害対策に興味のある方はこちらの記事も合わせてご覧ください。
≫ 新築・建て替えなら考えておきたい災害対策・設備編
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地震だけでなく土地に合わせた自然災害対策は、ぜひプロにご相談ください。
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