収納間取り

新築・建替えで「ロボット掃除機のお家」を設置するポイントをご紹介します

ここ数年で一般的になったロボット掃除機。
比較的手ごろなものから、複数の部屋を掃除できる高機能なものまで様々なタイプが発売されており、新築や建替えを機に専用の設置場所を検討される方も多くおられます。

ほとんどのロボット掃除機は「ホームベース」や「ステーション」と呼ばれる充電基地を設置し、掃除が終了すれば自動的に基地に戻る機能を持ちます。
充電基地は「ロボット掃除機のお家」や最も有名なロボット掃除機の機種であるルンバから「ルンバ基地」「ルンバのお家」など、様々に呼ばれています。
「お家」という呼び方はまるでペットのようですが、一生懸命掃除している姿に愛着を感じる方が多いのがわかりますね。

今回は「ロボット掃除機のお家」にフォーカスして、新築・建替えで取り入る際のポイントをご紹介いたします!

「ロボット掃除機のお家」に最適な場所は?

シンプルな機能のモデルは掃除させる各部屋に一台ずつ、マッピングなどができ複数の部屋が掃除できるモデルならメインで掃除させたい部屋に設置することになります。
充電器待機中は邪魔になりやすいため、直接目につきにくい場所、かつ奥行きが深すぎずに取り出しやすい場所がおすすめです。

リビングであれば、テレビボードの下やソファーの下、収納の下にすき間を作って設置するのも良いでしょう。
可動棚の下を利用すれば、買い替えでサイズに変更があった場合にも対応しやすいですね。
階段下を利用するのも、空間の有効利用としておすすめです。
コンパクトなタイプなら、階段の一番下の段の蹴込板を付けずに設置用のスペースを作るのも良いですね。

こちらの事例は、お客様のご要望でロボット掃除機の専用スペースを階段下に施行。
あらかじめサイズを伺い、ピッタリの設置場所を確保しました。
引き戸は、ちょうど開口部が隠れるように特注した「ロボット掃除機のお家」です。

必要なサイズは?

現在、小型のサイズから吸引力と機能を重視した少し大きめのタイプまで、様々なモデルが出ています。
設置場所のサイズはご検討中の機種の本体+充電器のサイズを基準にご検討ください。
充電器にまっすぐ出入りすることを考え、奥行きが本体+充電器、幅は本体幅を基準に余裕を持たせると出入りがスムーズです。

ピッタリサイズで計画すると買い替えの際に選択肢が狭まるため、階段下や壁をに出入り口を付けるなど設計に組み込む場合は、少し余裕をもったプランが良いでしょう。

気を付けるポイントは?

ベッドの下などあまり奥行きがありすぎる場所に設置すると、ゴミ捨ての際やトラブルがあった場合に取り出すのが大変です。

自動で充電器に戻るタイプは充電器が発する誘導ビームをキャッチして戻るため、周りに誘導ビームを遮るものが無いか、鏡などビームを反射してしまうものが無いかも気を付けたいポイントです。
出入り口が狭く奥行きがある場所は、本体がビームをうまくキャッチできずに迷子になってしまう場合も。
目につくからとあまり奥深くに設置しないようにしましょう。

配線やWiFiもポイントです。
せっかく設置場所を用意したのにコンセントが無いなんてことがないよう、充電器が設置しやすい場所に配線があるかも確認しましょう。
シンプルな操作のみを行う場合は必要ありませんが、スマホで外出先から操作したり、掃除状況を確認したい場合は、WiFiの電波状況も注意が必要です。
充電器がルーターの接続範囲内になるよう、ルーターから離れすぎないようにしましょう。

充電器に吸引式のダストステーションを持つタイプは、ゴミ捨ての回数が減ってとても便利ですが、設置に高さが必要です。
ダストステーションからゴミを出しやすいよう空間に余裕が必要なため、目につくのが気になる場合は床に段差のない扉付きの収納の一角に設置するのがおすすめです。

まとめ

今回は「ロボット掃除機のお家」のために、新築・建替えで取り入る際のポイントをご紹介しました。

清潔で快適な生活の手助けをしてくれるとても便利なロボット掃除機。
ピッタリの場所を新築や建替えの際に用意しておけば、より快適に使えますね。

「ロボット掃除機のお家」以外に押さえておきたいポイントはこちらの記事もどうぞ。
ロボット掃除機で時短&キレイ!新築・建替えで押さえておきたいポイントは?

弊社では定期的に無料の間取りプラン相談会を行っております。
また、展示場にはロボット掃除機のRoombaを採用しておりますので、実際にどんな感じか見たいという方は是非ご見学にいらしてください。
イベント情報はこちらからどうぞ。

執筆者/敷島住宅 注文住宅事業本部 スタッフ
執筆者/敷島住宅 注文住宅事業本部 スタッフ
注文住宅事業本部のスタッフです。
[Reco.]seriesを中心に、住まいの情報をお届けいたします。
※本記事は、2021年1月12日時点の情報になります。

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