諸費用ってなんの費用?押さえておきたい新築・建替え資金
2022年4月26日
注文住宅を建てるためにかかる費用は土地代や住宅本体の建築代だけではありません。
外構や配管の工事費用や、お住まいになった後将来的にかかる税金、修繕費などの他、諸費用も必要となります。
「でも諸費用っていったい何が含まれているの?」と疑問に思う方もおられるのではないでしょうか。
今回は新築・建替えで必要となる「諸費用」とは具体的にどんなものかをご紹介いたします。
諸費用って何が含まれるの?
注文住宅における諸費用とは、家を建てるために必要な各種税金やローン関連の費用です。すでに土地をお持ちであるかどうかやローンの借り入れ金額により、諸費用の金額は異なります。
基本的には現金で支払わなければならないものが多いのですが、諸費用としてかかる費用もまとめて借りられるローンもあります。
土地の購入からお考えの場合は、土地売買の手付金や仲介手数料、土地の登記にかかる費用が諸費用となります。
また、住宅建築の諸費用として、建築士に設計を依頼した場合の設計費や建築確認申請費用、建物と所有者の登記費用、地鎮祭や上棟式の費用が必要です。
住宅ローンの借り入れを行う場合は、ローン保証料や火災保険、ローンの契約に必要な収入印紙などが諸費用となります。
建替えの場合は建物の解体費用、仮住まいのための費用、新居に合わせた家具家電の購入費用、引っ越し費用も確保しておく必要があります。
主にかかる費用について、各項目別に目安をご紹介いたします。
土地購入にかかる諸費用
• 売買契約書印紙税・・・1,000万円~5,000万円の場合は10,000円
• 登録免許税(登記費用)・・・土地評価額の1.5%
• 司法書士への報酬・・・30,000円~50,000円程度
• 不動産取得税・・・固定資産税評価額×4%
• 固定資産税・・・固定資産税評価額×1.4%
建物の建築にかかる諸費用
• 上下水道加入料・・・20万程度
• 登録免許税(建物表示登記)・・・土地家屋調査士への報酬として8~10万程度
• 登録免許税(所有権保存登記)・・・不動産評価額×0.15%
• 司法書士への報酬・・・8~12万円程度
• 地鎮祭・上棟式の費用・・・地域により異なる
• 解体工事費用・・・木造住宅であれば一坪あたり2~6万円、鉄骨住宅は3~6万円で、30坪の住宅であれば最低でも60万円
住宅ローンにかかる諸費用
• ローン保証料 ・・・ローン金額100万円当たり、返済期間35年で21,000円程度
• 団体信用生命保険料・・・ 民間融資の場合は金利に含まれる
• 火災・地震保険料・・・建物構造と保証内容などにより異なる
• 登録免許税(抵当権設定登記)・・・借入金額の0.4%(軽減措置の適用があれば0.1%)
• 司法書士報酬・・・3~5万円程度
• 融資の事務手数料・・・金融機関により定額型と定率型があり、定額型は3~10万円程度、低率型はローン金額の1~3%
その他の諸費用
• 仮住まい費用
• 家具・家電の購入費用
• 通信手続き費用
• 近隣挨拶の手土産など
諸費用はいくら用意すればいい?
今お住まいの土地で建替えや、すでにお持ちの土地へ家を建てることをお考えの場合は土地関連の諸費用はかかりません。
ローンの借り入れでかかる諸費用も借入金額によって変わりますが、一般的な目安は土地の購入費用と建築費用を合計した金額の10%から12%前後となります。
2000万円の土地に2000万円の家を建てた場合は、400万円から480万円です。
現金で用意する必要があるものもありますので、後から慌てないよう資金計画にしっかりと組み込みましょう。
まとめ
今回は注文住宅を建てる際に必要な諸費用についてご紹介しました。
土地の購入から考えているのか、建替えなのか、住宅ローンの借り入れについてなど、必要な項目や金額は条件により様々です。
ご自身の条件ならどんな費用をいくら考えて置けばいいのかについては、住宅ローンの相談会などでご確認されることをおすすめいたします。
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注文住宅事業本部のスタッフです。
[Reco.]seriesを中心に、住まいの情報をお届けいたします。
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