太陽光発電の導入で知っておきたい5つのポイント!
2024年10月16日
こんにちは。注文住宅の営業担当Hです。
今回は、「太陽光発電システムの導入」についてご紹介していきます!
環境保護の面だけでなく、経済的な意味でもメリットが大きい太陽光発電。
でも、導入検討にあたり、気になることが色々あるのではないでしょうか?
そこで、今回は5つのポイントでご説明していきます!
・そもそもどのようなシステムなの?
・メリットやデメリットは?
・デメリット=課題の解決方法は?
・設置費用や電気代を含めた月々の負担は?
・将来性はどうなの?
疑問を解消し、前向きに検討いただくための材料にしていただければ幸いです。
目次
太陽光発電とは?仕組みと種類
太陽光発電とは、太陽の光を利用して電力を作り出す仕組みのこと。
太陽電池パネル(Pパネル)が太陽光を受け、光エネルギーを電気エネルギーに変換します。
この電力を家庭で使用するほか、余剰電力を電力会社に売電することも可能です。
再生可能エネルギーの一つとして環境に優しく、
化石燃料に依存しない持続可能なエネルギーとして注目されています。
太陽光発電システムにはいくつかの種類がありますが、住宅では「屋根設置型」が主に採用されています。
太陽光発電のメリットとデメリット
■メリット
●電気料金の削減
太陽光で発電した電気を自家消費することで、電気料金を大幅に削減できます。
昼間の電力使用が多いご家庭に特に有利です。
●電気代の値上がり対策にも有効
電力会社に頼らずに、電気を自給自足することで、燃料の輸入価格高騰による値上がりやテレワークなどによる
電気使用量の増大などの変化にも対応できます。
●環境への貢献
CO2排出を抑え、気候変動対策に貢献できます。
●売電による収益
固定価格買取制度(FIT制度)を利用して、設備導入から10年間は固定価格で余剰電力を電力会社に売り、
収益を得られます。買取期間満了後も、電力会社の提示する契約プランに沿った金額で買取が行われます。
●発電した電気は自動車の動力等にも使える
プラグインハイブリット自動車、電気自動車に必要な電気を自家消費できます。
■デメリット
●初期費用の負担
導入時に高額な費用がかかるため、補助金やローンの活用の検討が必要です。
●天候に左右される
発電量は天候に依存するため、曇りの日や冬場は発電量が減少します。
●設置場所の制約
パネル設置にあたり屋根に十分なスペースが必要。特に都市部では設置場所の確保が課題です。
デメリット=課題の解決方法は?
■初期費用の負担を抑えるサービスもあり!
大阪ガスの「スマイルーフ」は、太陽光発電が気軽に始められるサービス。
大阪ガスが、※無料でお客さま宅の屋根に太陽光発電システムを設置し、運用・保守まで行います。
(※別途費用が発生する場合があります)
契約から15年間は大阪ガスファイナンスが所有し、発電した電気の売電収入は大阪ガスに入る仕組み。
また、発電した電気のうち、お客さまが使った電気料金の支払いをシステム設備費に充てます。
導入したお客さまは、電気代が節約でき、停電時にも電気が使えて安心、さらに15年後には太陽光発電システムを
そのまま所有することができます。
>>「スマイルーフ」のくわしい内容はこちらから
https://home.osakagas.co.jp/search_buy/sumairoof/about/index.html
■蓄電池システムとセットでお得&安心
天候に左右されがちな太陽光発電を有効に活用するためには、蓄電池システムが必須です。
蓄電池システムとは、電気を溜めておくシステムのことで、必要なときに放電して電気を供給します。
これがあれば太陽光発電でまかなえる電力を増やすことができます!
・昼間に発電した電気を溜めておき、夜や雨の日に使える
・単価の高い電力会社の電気の購入を最小限度に抑えられる
・災害などの停電時には自動で電気の供給を開始する
このようにお得で安心に太陽光発電を活用できます!
■設置・導入は経験豊富なプロに任せて
屋根のかたちや材質、日照条件などにも左右される太陽光発電の導入。
プランニングの段階から、経験豊富なプロに任せることで、
パネルの効率や耐久性を考慮し、長期的な投資効果を最大化できます。
プラグインハイブリット自動車、電気自動車の充電に必要な設備も備えておくと万全です。
設置費用や電気代を含めた月々の負担は?
■設置費用
関西エリアで5kWシステムを導入する場合、設置費用は約150万円〜200万円です。
10年間のローンを利用した場合、月々の支払いは約15,000円〜20,000円程度で、
太陽光による電気代削減効果とある程度相殺されるため、実質的な負担は軽減されます。
先述の大阪ガスの「スマイルーフ」では、初期費用をほとんど0円に抑えながら導入が可能です
(ただし、設置後15年間は売電収益は得られません)。
■売電収益と節約できる電気代
まずは、年間の発電量を計算してみましょう。
設置条件などで発電量は変わりますが、経済産業省の平均データをもとに計算すると、
容量5kWの太陽光発電の場合、年間の平均発電量は6,515kWhになります。
さらに経済産業省のデータによると、
発電した電力のうち、売電される割合は平均70.0%、自家消費される割合は平均30.0%です。
つまり、年間、約4,560kWhが売電に、約1,955kWhが自家消費に回っているわけです。
では次に年間の売電収入と、自家消費によって節約できる電気代を割り出してみます。
関西電力の例では、2023年現在の売電価格は1kWhあたり16〜17円です。
【売電収入(推計)】
年間売電量約4,560kWh×FIT売電単価16円/kWh=年間売電収入7万2, 960円
【節約できる電気代 (推計)】
年間自家消費量1,955kWh×電力量料金単価31円/kWh=年間電気代節約額6万605円
この2つを合わせると、
年間13万3,565円相当の経済的メリットが毎年生まれることになります。
■年間の収支試算例と毎月の負担額(推計)
総務省の統計データによると、
2人以上の世帯の年間の電気代は平均14万7, 180円(1万2, 265円/月)とされています。
つまり、14万7, 180円のうち、13万3, 565円分が賄えることになります。
差額の1万3,615円が年間負担額となり、月にすると1,135円の電気代負担となります。
※上記図版内の数値はすべて推計です
あくまで試算ですが、太陽光発電を導入することで電気代を大幅に軽減できると言えるでしょう。
参考資料
1)環境省「令和3年度再エネ導入ポテンシャルに係る情報活用及び提供方策検討等調査委託業務報告書」P115
2)経済産業省 資源エネルギー庁「太陽光発電について」P41
3)全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問 Q&A」
4)総務省「家計調査報告(家系収支編)2023年(令和5年)結果の概要」P5
太陽光発電の将来性
太陽光発電の技術は日々進化しており、今後も普及が加速することが予想されます。
特に、気候変動や脱炭素社会を目指す動きが強まる中、
太陽光発電は持続可能なエネルギー供給源として大きな役割を果たしていくでしょう。
蓄電池や電気自動車との連携も進んでおり、
住宅におけるエネルギーの自給自足が実現する未来が見えつつあります。
また、東京都では、2025年4月から新築住宅に太陽光パネルの設置を義務付ける制度が開始。
国土交通省でも、2030年までに新築戸建て住宅の6割に太陽光発電を設置するという目標が掲げられています。
もはや住宅への太陽光発電の導入はマストとなってきているわけですね。
まとめ
弊社の新築戸建住宅では、現在、太陽光パネルが標準装備となっています。
ただし、太陽光発電の導入には、一邸ごとの立地条件などさまざまな条件や
生活スタイルをふまえた的確なプランニングが欠かせません。
さらに、長期的な視点でメンテナンスや将来的な運用コストを考慮することも重要です。
お客様の条件やご希望に沿って、太陽光発電の導入のご提案を行っていますので、ぜひご相談ください。
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注文住宅事業本部のスタッフです。
[Reco.]seriesを中心に、住まいの情報をお届けいたします。
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