耐震・制震 ・免震って何が違うの?
2022年3月8日
地震大国である日本。いざという時のために、新築・建替え時には地震に強いお家にしたいですよね。ところで、地震対策として建物の構造で語られることも多い「耐震」「制震」「免震」は何が違うかご存じですか?
今回はそんな住宅構造、耐震・制震 ・免震についてご紹介いたします。
耐震・制震・免震の違いとは
簡単に言うと、揺れに耐えるのが「耐震」、揺れを吸収するのが「制震」、揺れを伝えないのが「免震」です。
耐震
大半の住宅で採用されているのが耐震構造です。
建築基準法によっても耐震構造は義務付けられており、強度の高い構造で地震の揺れによる損傷に耐え、住人が避難できる時間を確保するのが耐震です。
住宅性能評価のランクや長期優良住宅の条件となる耐震は、この揺れに耐える力に対する基準となります。
高い耐震性能のある住宅は、地震保険が割引きになるなど、優遇措置を受けることができます。また耐震補強は後述する制震、免震工法よりも工期や費用を抑えることができます。
制震
振動を制することから「制振」とも書きます。
建物の内部に建物の内部にゴム・オイル・金属などを使った制震ダンパーを組み込むことで、地震の揺れを吸収し建物へのダメージを抑えます。
元々は大規模建築物に使われる技術でしたが、免震に比べコストが安く、戸建て住宅へ取り入れる例も増えています。
RECO住宅でも、高減衰ゴムの性能を利用した制震ダンパーを、標準仕様のセレクト商品としてお選びいただけます。
免震
建物と地面の間に揺れを受け流す免震装置を設置し、建物を地盤から切り離すことで揺れを伝えない構造になっており、
金属板とゴムを交互に重ねた積層ゴムアイソレータが広く使われています。また、振動を吸収するダンパーと組み合わせられることもあります。
コストが高いこともあり、一般住宅へはあまり普及していませんが、
少しの揺れが不良品の原因になる精密機器の工場や、機械へのダメージを抑えたいデータセンター、耐震構造などが無い古い建築物の保護などでは欠かせない技術となっています。
まとめ
今回は耐震・制震・免震の違いについてご紹介いたしました。住宅建築の際のご参考になさってください。
当社のRECO住宅は耐震等級3のスケルトン工法を採用しております。また、標準仕様のセレクト商品として制震ダンパーを取り入れることもできます。
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