木製家具の仕上げとお手入れ
2020年12月17日
普段、何気なく使用している家具の素材はどんな種類がありますか?
木製、アイアン、プラスティック・・・用途に応じていろんな素材の家具を日常に取り入れているでしょう。
その中でも、生活にはなくてはならない木製家具について、表面仕上げとお手入れ方法をご紹介します。
仕上げの種類とお手入れ
木製家具の表面処理は、その木材の色・木目・木肌などを生かしながら湿気による反りや変色、傷を防ぐ目的があります。
「塗膜をつくる塗装仕上げ」
ホームセンターなどで手軽に購入できる家具は突板張り造りをよく目にします。
保護や美しさはもちろんのこと、表面を強化する目的も含めてクリヤー塗装がほどこされていることが多いです。
家具のデザインや雰囲気に合わせて、ツヤあり・ツヤ消しなどの表現方法もさまざまで、ツヤの出し方も7分ツヤと3分ツヤでは家具の表情もかわります。
全ツヤおよび全ツヤ消し仕上げは、汚れや指紋が目立ちやすいので、用途に合わせて選んでみてください。
お手入れはしやすく、少しの汚れなら柔らかい布で水拭きか、薄めた中性洗剤で汚れを落としてから空拭きすると、長期間きれいに使えます。
お子様がいらっしゃるお家では、使い勝手がよくておススメです。
「塗膜をつくらない仕上げ」
自然素材嗜好が高まるなか、無垢材の人気もあがってきているように感じます。
床や建具といった内装材に取り入れられたら、お家の雰囲気はとてもナチュラルな雰囲気になりますね。
同じように無垢材でつくられた家具にも注目が集まっています。
古材にアイアン素材を組み合わせた家具は根強い人気があるな・・と感じます。
そんな無垢材の家具の仕上げで代表的なものは。オイルフィニッシュとよばれる表面仕上げ。布でオイル(亜麻仁油)を木肌に塗りこんで染み込ませると、オイルが酸化して硬化し保護してくれる、塗膜を作らない方法です。
もともとある木固有の素材感にオイルの自然なツヤが交わり、感触もよく、木が呼吸をしているため、なんともいえない表情をみせてくれます。
お手入れ方法は、経年変化を楽しみつつ、使用頻度に応じて定期的にオイルを塗りこんであげましょう。無垢材は凹凸ができたら研磨することもできます。
他にも、ワックス仕上げ・石鹸をしみこませるソープフィニッシュなども塗面をつくらない表面仕上げになります。
まとめ
使い勝手がよい家具、お子様の成長に合わせて選ぶ家具、一目ぼれして購入した家具・・
お家にはいろんなご縁で出会った家具がたくさんあります。
仕上げ方法や素材をみて、お手入れをしながら、永く愛用してくださいね。
家具のご相談は、注文住宅事業部のインテリアコーディネーターまで。
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