平屋のメリット・デメリット
2021年2月22日
一般的には日本の戸建住宅は2階建てが多く、都心になると土地の問題などにより3階建てが増えます。
1階建ての平屋は数こそ少ないものの、さまざまな世代から注目を集めています。
この記事では平屋とはどんなものか、平屋のメリットやデメリットについて詳しく解説します。
平屋の建築を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
平屋とは?
平屋とは、「1階建ての上下移動のない戸建て住宅」のことをいいます。
階段はなく1つのフロアにリビング・部屋・風呂・トイレなどすべての設備を兼ね備えています。
近年の平屋は外観のデザインや各部屋の間取り・配置などさまざまなところにこだわって設計されています。
見た目のよさや使いやすさなどから密かな人気を集めているのです。
平屋のメリット・デメリットについてそれぞれご紹介します。
平屋のメリットとは?
平屋には実は多くのメリットがあります。
若い世代や、小さな子どもがいるファミリー層にも使いやすい点がたくさんあります。
効率よく家事ができる
平屋の場合、洗濯や掃除・料理などの家事動線がすべてワンフロアで済むことになります。
2階がないので階段での上下移動の必要がなく、家事をするのにとても効率的です。
平屋を建てるときに水まわりや部屋ごとの距離を近くするなどの配置を考慮することで、さらに使いやすい生活動線が生まれ、家事の効率を上げることができるでしょう。
コミュニケーションがとりやすい
すべての部屋が1階に集まっているということは、家族全員の顔を合わせる機会が増えるということです。
例えば、玄関から子供部屋までの動線上にリビングを配置した平屋であれば、子供が帰宅したら必ず顔をあわせることができますね。
1階に部屋が集約していることで、自然に家族とコミュニケーションを取りやすい環境が整っているといえます。
平屋のデメリットとは?
平屋にはメリットがたくさんありますが、反対にデメリットはあるのでしょうか?
広い土地の確保が必要
2階建てと同じような部屋の数・部屋の広さを確保しようとした場合、どうしても広い土地が必要になります。
土地というのは建築基準法により建ぺい率が定められています。
これは風通しや防災などの観点から、その土地の面積に対してどのくらいの広さの家を建ててよいか決まりがあるということです。
土地ギリギリに建物を建てていいわけではないので、住むための必要な面積を確保しようとすると土地面積を広くしなければならないということになってしまいます。
費用が少し割高になる
2階建てと同じ延べ面積で平屋を建てようとした場合、屋根や基礎工事の広さが2階建てで建てた場合より割高になることがあり、その結果工事費用や坪単価が高くなってしまうことがあります。
ただし2階建ての場合に設置するものが不要になることも考えられるので、金額については事前にによく相談の上確認しておくといいでしょう。
まとめ
今回は、注目の住宅様式、平屋のメリット・デメリットについてご紹介しました。
平屋というのは2階建てに比べて坪単価が上がる可能性がありますが、こだわりの住まいを実現できる、今人気の住宅です。
実際に住んだときのイメージを膨らませながら、ぜひ検討してみてくださいね。
設計士による平屋づくりの間取り図解説をご紹介している、こちらのページもご参考ください。
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注文住宅事業本部のスタッフです。
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