新築や建替えでインテリアについてご検討の方なら「ニッチ」という言葉を聞いた事があるのではないでしょうか。
小さな空間ですが、お部屋に奥行を出しオシャレに演出することができる「ニッチ」。

今回は、ニッチをご紹介いたします。

「ニッチ」とは？

「ニッチ（niche）」とは「隙間」を意味します。
建物の凹み部分を指し、住宅では飾り棚の一種として取り入れられています。

玄関や廊下、リビングなどの壁をくぼませ、花や小物を飾るのに使われます。
また、凹み部分の壁紙を変えたり、タイルや木材などを張り込むことで、ニッチそのものを飾りとして取り入れる様々な工夫も。
間接照明やスポットライトなどの照明と組み合わせることも可能です。

小さい空間ではありますが、「ニッチ」を取り入れることでインテリアに広がりを持たせることができるのです。

どこに設置できるの？

ニッチが設置できるのは、柱と柱の間で、筋交いの無い場所です。
外壁や、耐震性を保つために重要な壁には作ることはできないのです。
逆に言えば、耐力壁以外であればアイディア次第で様々なところに設置することが可能です。

広い面積を凹ませて壁紙を変えると、インパクトのあるアクセントに。
同じ形の小さいサイズのニッチを並べて設置すると、お部屋にリズムが生まれます。
奥行の浅いことを活かし、ディスプレイしながら収納もできるマガジンラックとして活用することも可能です。

ニッチの施工事例

当社のニッチ施工事例をご紹介いたしましょう。

玄関にオシャレなアクセント

T様邸の玄関は、開けて正面に白い壁が。
そのままでもスタイリッシュなこの壁にシンプルなニッチを設置し、主張しすぎないオシャレなインテリアを実現しておられます。

ニッチに設置したピンスポットが、小物をオシャレに照らしてくれます。

タイルがかわいいニッチ

T様邸はニッチを効果的に設置されています。

玄関を入ると水色の麻模様のニッチがお出迎え。
ガラスタイルの可愛らしいピンクのニッチは、洗面所のもの。
そして寝室には爽やかなニッチがベッドの枕元に。

リビングにはニッチを利用したマガジンラック。
本をディスプレイしながら、お洒落に収納します。

センスの良いニッチ使いが印象的なお家です。

玄関をドラマチックに演出する飾り壁

滋賀膳所住宅展示場の玄関は、とても印象的。
いわゆる「ニッチ」とは少し違いますが、壁の凹を使った演出ということでご紹介いたしましょう。
和室の横にある広めの壁には、天井から床まで壁面を利用した飾り壁が2本並んでおり、目に飛び込んでくるフォーカルポイントとなっています。
よく見ると、ガラスの棚が設置されており、ちょっとした小物も飾れる空間としても。

壁面は木目のガラスタイルが並んだ個性的なもの。
モノトーン調で色味を抑えることで、インパクトを出しつつも周りの空間に馴染むインテリアになっています。

まとめ

今回は、ニッチについてご紹介いたしました。
小さくてもインテリア効果の大きい「ニッチ」。
ぜひ、インテリアをお考えの際のご参考になさってください。

執筆者／敷島住宅 注文住宅事業本部 スタッフ

注文住宅事業本部のスタッフです。
[Reco.]seriesを中心に、住まいの情報をお届けいたします。

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