間取りのポイント!階段の種類を知ろう
2019年10月2日
2階建て以上の建物には欠かせない階段。
ただ上下階を繋ぐだけでなく、どこに配置するかで生活動線の要となり、インテリアとしても重要な役割を果たします。
そんな階段にも、間取りの形によって種類があることはご存知でしょうか。
今回は、階段の種類と、ステップ、手すりのデザインについてご紹介いたします。
目次
階段の種類
直階段
まっすぐ直線に、上下階を繋ぐ階段です。
床面積に直線の距離が必要ですが、昇り降りしやすく、シンプルさが魅力です。
かね折れ階段(急折階段)
上下階をL字に繋ぐ階段です。
一度折れ曲がることで、直階段よりも収めやすいというメリットがあります。
また、曲がり部分に踊り場を設けると安全性も増します。
屈折階段(全折階段)
U字に上下階を繋ぐ階段です。
折り返し部分は踊り場になっているのが特徴です。
回り階段
U字に上下階を繋ぐ階段です。
屈折階段との違いは、折り返し部分も階段になっていることです。
中あき階段
コの字に上下階を繋ぐ階段です。
屈折階段戸の違いは、踊り場が2つに分散され、中央に空間が開くことです。
らせん階段
ぐるぐると、らせん状に上下階を繋ぐ階段です。
インテリアとして見た目にインパクトがあり、より少ないスペースで階段を設置できるのが特徴です。
ステップの種類
箱型階段
踏板の下にけこみ板のあるタイプです。
上下の空間を完全に分けることで、階段下を収納等に使用することができます。
階段全体の建材を同じ色にする他に、上の写真のように蹴込(けこみ)の板を白にする場合もあります。
白にすることで、階段を下から見上げた際の圧迫感を和らげる効果があります。
オープン階段
踏板の下にけこみ板が無いタイプです。
階段の蹴込(けこみ)部分の視線が抜けることで、開放感を出す効果があります。
手摺のデザイン
壁付けタイプ
階段の周りを壁で囲まれたタイプは壁付けの手すりとなります。
掴む部分の形は、握りやすいラウンドタイプやしっかり掴めるスクエアタイプなど、色や素材も豊富です。
階段での転倒防止のためにも、見た目だけでなく掴みやすさもチェックしたいですね。
オープンタイプ
空気や光、視線が抜けるのがメリットのオープンタイプ。
吹抜け階段やリビング階段に取り入れると、実用性とインテリアを兼ね備えることができます。
素材は温かみのある木や、シャープな印象の金属があります。
シンプルでモダンなものから装飾性の高いものまで種類が豊富なので、こだわりたいですね。
パネルタイプ
オープンタイプはお洒落ですが、子供やペットの安全を考えると心配という場合には、パネルタイプという選択肢もあります。
半透明のパネルであれば、光を通して視線を遮る効果が得られます。
また、透けることで空間に奥行を演出します。
まとめ
今回は間取りづくりのポイントとなる階段の種類と、ステップ、手すりのデザインについてご紹介いたしました。
種類やステップ、手すりの組み合わせで使いやすさとインテリアが変わる階段。新しいお家の間取りやインテリアを考える際の、参考にしていただければ幸いです。
階段の各部位名称については、こちらの記事で詳しく説明しております。
合わせてお読みいただくと、階段周りのことを決めるのがスムーズになりますよ。
「階段」の名称は?知って得するインテリアの部分名称
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