モダン?純和風?畳の種類と色で作るインテリア
2019年5月10日
「やっぱり和室が欲しい」「畳コーナーって便利そう」と思っている方もおられるのではないでしょうか。
新築の間取りを決める際、どこに畳の空間を作るかも大切ですが、どんなインテリアにするのかも重要です。伝統的な和室にするのか、リビングのインテリアになじむ方が良いのか、迷いますよね。
今回はインテリアのヒントになるよう、畳の種類と作りたいインテリアのイメージに合わせた色を、見本と共にご紹介いたします。
目次
畳の種類
畳には大きさに種類があることをこちらの記事でご紹介しました。
サイズ以外の種類として、縁のあるタイプと縁のない半畳タイプが一般的です。
詳しくご紹介していきましょう。
畳縁(たたみべり)あり
伝統的な畳というと、このタイプ。
長方形を基本とし、補強と装飾を兼ねた畳縁(たたみべり)と呼ばれる布が取り付けられています。
昔は畳縁の模様や色によって身分を表していました。
昔ながらの和室を演出したい場合は、こちらのタイプがおすすめです。
縁なし畳
縁が無く、半畳サイズの畳です。
琉球畳(りゅうきゅうだたみ)とも呼ばれています。
畳縁がないため縁が痛みやすいと言われていますが、素材や技術の向上により質は向上しています。
洋室との馴染みが良いため、このタイプも一般的になってきました。
畳の素材
伝統的な畳は、稲穂を何重にも重ねて圧縮した畳床(たたみどこ)をイグサを編んだ畳表(たたみおもて)で覆い、畳縁(たたみべり)で縁を補強しています。
新しく建てられた和室に入ると、鮮やかなイグサの緑が目に飛び込み、ふわっと草の良い香りに包まれたことはありませんか?
その香りと色の変化が愛されてきたイグサですが、現在の高気密高断熱の住宅ではカビやダニが気になる方も増えてきました。また、イグサは光で退色するため、日当たりの良い部屋では畳表の色が変わってしまうという問題も。
現在の住宅に取り入れるために、近年は畳の素材も様々に開発が進んでいます。
畳表の素材を和紙にしたもの、木質素材を使ったもの、樹脂素材を使ったものなどもあり、カビやダニ、退色などに強い機能性のある製品も出ています。
また、現代の住宅に合わせ、畳表の色や織り方もバリエーション豊かになりました。
畳の色あわせ
畳縁あり
純和風の和室に
和の雰囲気を大事にしたいという方には、元のイグサに近い色を選ぶことがポイントです。
柔らかい雰囲気を求める場合は畳縁を明るめの色合いに、キリっとした演出をする場合は濃い色の畳縁を選ぶと印象が変わります。
畳縁で遊び心を
「せっかくの新しい和室なのだから伝統を重んじながらも個性が欲しい」
そんな方には、スタンダードな色の畳表にカラフルで個性的な畳縁をおすすめします。
明るいピンクやブルーの畳縁を選べば、それだけで雰囲気が変わりますね。
モダンに
伝統的な畳をモダンに演出するカラーコーディネートもあります。
畳表の広い面で色を変えれば、雰囲気がガラッと変わります。
明るい色味を選べばお子様も喜ぶ優しい雰囲気。グレーや紺を選べばお店のようなおしゃれな和モダンを演出できます。
縁なし畳
純和風の和室に
モダンな雰囲気を持つ縁なし畳でも、イグサの色を意識すると和の雰囲気が強くなります。
淡いグリーンや優しいベージュなどを選べば、落ち着いた雰囲気になりますね。
色でモダンに
リビングの一角を畳コーナーにする場合、畳の機能性は求めていても、リビングのインテリアになじんでほしいという場合があります。
そんな時は、思い切った色の畳はいかがでしょうか。明るいブルーやピンクならかわいらしい雰囲気に、ダークカラーを選べばインダストリアルテイストにもなじみます。
ドアや柱などの建具やフローリングの色に合わせて、畳という枠にとらわれず自由に選んでください。
組み合わせでモダンに
縁なし畳なら、複数の色を組み合わせた演出をすることも可能です。
2色の市松模様でも、色味を変えるとぐっと雰囲気が変わりますね。
縁がないため、広い面は単調になりがちな縁なし畳ですが、アクセントをつけることで空間にリズムが生まれます。
同じ色の畳を縦横交互に方向を変えて敷くことでもアクセントになります。
光の当たり具合が変わることで色味が変わって見えるので、さりげないアクセントをつけたいという場合はこちらもおすすめです。
まとめ
今回は畳の種類と色で作るインテリアの見本をご紹介しました。
同じ和室でも、畳表の色や畳縁の有無で好みのインテリアに合わせられることがおわかりいただけましたでしょうか。
畳のスペースをご検討中の方は、ぜひインテリアの参考にしてください。
今回は畳の種類と色の見本でしたが、建具との組み合わせでもイメージは変わります。
こちらの記事もインテリアのイメージづくりの参考にどうぞ。
畳と建具のカラーコーディネート例
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