こだわりの和空間を造る!床の間・坪庭・掘りごたつ・欄間
2019年5月17日
「和室が欲しい!」
と思ったら、間取りやインテリアを決める際にこだわってみませんか?
注文住宅であれば、あなたの理想の和室が造れます。
今回は、和室を造るときに参考にしていただきたい、和の間取りや設備についてご紹介いたします。
床の間(とこのま)
床の間とは、和室の一角にしつらえた座敷飾りの一種です。
一段床から高く作られており、掛け軸をかけたり、置物や花を飾ったりします。
こちらの写真で言うと、画面左手にあるのが床の間です。
床の間は本来、上座(かみざ)を示す場所です。床の間を背にする場所が、最も身分の高い人が座る上座となります。
現在はお客様をもてなす気持ちを表すために、花を生けたり装飾を施したりされ、和室の「ハレ」の空間という意味合いが強くなりました。
一見無駄な空間に思えるかもしれませんが、床の間があるだけで部屋に奥行が出ます。家具などをあまり置かずシンプルな空間になりがちな和室の中で、視線を誘導する「アイ・スポット」になるという効果があります。
モダンな空間にも合うよう、間接照明を設置する、床の間の壁の壁紙を変える、床框(とこかまち)に曲線を取り入れるなど、現代的なアレンジも可能です。
坪庭(つぼにわ)
坪庭とは、小さな和風の庭です。
間口が狭く奥行きの深い京町家で、光や風を取り入れるための小さな庭を家の中に造ったのが発祥といわれています。
和室の外に坪庭を造ることで、より贅沢な和の空間が演出できます。
坪庭に面した窓を雪見格子にしたり、床窓にしたりと、全体を見せないことで想像を膨らませるのは日本特有の美意識。小さい空間をより魅力的にします。
「植物を狭い空間に植えるのは手入れが大変」
という場合は、坪庭に枯山水を取り入れるというアイディアはいかがでしょうか。
石と白砂が構成するシンプルな世界ですが、和の空間の広がりを演出してくれます。
掘りごたつ
掘りごたつとは、床や畳の一部を切り取りその上にコタツを設置したものです。
椅子に座るように足が延ばせるので、畳の上に座るのが苦手という方や、食卓やリラックス空間として使いたい方には嬉しいですね。
和室に掘りごたつを造る場合は、畳などで蓋を閉めて床面がフラットになるようにしておくと、横になって休むこともできます。
モダンな空間にもなじむ掘りごたつ。
テーブルと違い座席に融通が利くので、急にお客様が増えても安心です。
欄間(らんま)
欄間とは、和室と部屋や廊下などの境に設けられ、光や風を通したり飾りとして、天井と鴨居の間にはめ込まれたものです。
凝った彫刻が施されたものやシンプルな格子など、様々なデザインがあります。
こちらの仏壇床の上に設置された欄間は、以前の家の和室にあったもの。
珍しい例ですが、大事な思い入れのある建具をこのように使うことも可能です。建て替えをご検討の場合は、ぜひご相談ください。
まとめ
今回は、こだわりの和の空間を造るための要素として、床の間・坪庭・掘りごたつ・欄間をご紹介しました。
伝統的な和室だけではなく、和モダンな空間にもおすすめできるものばかりです。
新築に和の要素を取り入れることをお考えの方は、ぜひご検討ください。
和室のインテリアコーディネートについては、こちらの記事で詳しくご紹介しております。
純和風?モダン?和室のインテリアコーディネート
「色々興味はあるけれど、何をどう取り入れたら良いかわからない」
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