洋間仕上げ?和仕上げ?和室のインテリアコーディネート
2019年5月15日
現在は、洋風の家の中に和室を造ることが一般的になってきました。
家を建てる際に「和室を造ろう!」と思っても、洋風の他の部屋との統一感やインテリアに悩む方は多いのではないでしょうか。
今回は、和室のインテリアコーディネートについてご紹介いたします。
目次
和室のインテリアコーディネート
和室のインテリアコーディネートには、大きく分けて「洋間仕上げ」と「和仕上げ」があります。それぞれ詳しくご紹介しましょう。
洋間仕上げ(モダン)
出入口のドア、押入の扉、畳よせなどの建材を、リビングなどほかの洋室と同じものを使用するのが「洋間仕上げ」です。
洋室の床に、フローリングではなく畳を使用しているイメージです。
リビングと一続きの和室の場合、リビングと同じ建材を使うので統一感が出ます。
押入のドアにクローゼットドアを設置することも多いのが特徴です。
襖よりも開口が広く、観音開きよりもコンパクトに開けられるので、布団などの大きいものの出し入れが簡単にできるのでおすすめです。
モダンな仕上げにこだわる場合は、畳表の色を変えてみるのもおすすめです。
畳縁の有無や色でも、雰囲気が大きく変わります。畳の色については、こちらの記事で詳しくご紹介しております。
モダン?純和風?畳の種類と色で作るインテリア
和仕上げ(和風)
和の雰囲気が好きな方には、和仕上げがおすすめです。
建具は木の風合いを生かし、押入などの扉を襖にすることで、洋室とは違った仕上がりになります。
リビングなどと隣接する扉が気になる場合、片面は木目調、片面は襖の扉を選ぶと、扉を閉めた時に違和感なく部屋を区切ることができます。
ゆるく部屋を区切りたい場合は、和洋どちらもなじむ格子もおすすめです。
畳は畳縁のあるものを選ぶことで、より和の雰囲気に。縁のない半畳たたみを選ぶと、少しモダンよりの空間になります。
和にこだわる方に
さらに和の雰囲気にこだわる方は、伝統的な要素を取り入れてみてはいかがでしょうか。
内障子
窓の内側に障子窓を設置したものを、内障子といいます。
防犯上、外に面した窓はサッシを使用しますが、そのまま見えるとどうしてもモダンな雰囲気になってしまいます。内障子を設置するとサッシがみえなくなるため、古典的な和室らしい雰囲気をつくることができます。
上下に分かれた雪見格子にすると、外からの目線を遮りながら坪庭を見せるなどの演出も可能です。
障子越しに、外の光がやさしく室内に入るのも魅力です。
塗り壁
砂壁、聚楽(じゅらく)壁などを壁を塗り壁といいます。
調湿性が高く、風合いがあるのが特徴です。
最近は塗り壁風の壁紙も種類が豊富なため、塗り壁でなくても和の雰囲気を造り出すことができるようになりました。
天井
意外と目につく天井にもこだわると、さらに和の完成度が上がります。
木目や網代(あじろ)風のクロスは雰囲気づくりにピッタリです。
欄間(らんま)
欄間も、和室の要素として雰囲気を作るポイントです。
天井と鴨居(かもい)との間に、採光・換気・装飾などの目的で造られるのが欄間です。
古典的な細かい細工ものから、格子などのシンプルなものまで様々なデザインがあります。
建て替えの場合、以前のお家の欄間などを一部取り入れる方もおられます。
思い出のある家を、新しい家にも残したいという方は、ぜひご相談ください。
まとめ
今回は、和室のインテリアコーディネートについてご紹介いたしました。
お好きな要素を取り入れつつ、理想の空間を作る参考になさってください。
こちらの記事ではRECOのお客様施工事例から、インテリアの実例として和室・畳コーナーをご紹介しております。
和室・畳コーナーの施工事例~個性的な畳空間のアイディアをご紹介!
このほかにも和室には「床の間」や「飾り床」「坪庭」といった要素を取り入れたものもあります。こだわりの和室を造りたいという方は、ぜひ当社にご相談ください。
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