幅木でインテリアが変わる
2020年3月16日
室内の床と壁の間にある幅木。
この小さな建材「幅木」の色でインテリアの印象が決まることをご存知でしょうか。
今回は、イメージしやすいように画像を交えながら「幅木」についてご紹介いたします。
幅木(はばき)とは
床面と壁面が接する箇所に取り付けられる、細長い板で、巾木とも表記されます。
床と壁の間にできる隙間を防ぎ、壁下部分の損傷を保護したり、汚れや傷から守る役割があります。
壁と床の接する場所は、傷みやすい場所でもあります。
幅木は、掃除機などがぶつかって壁紙が剥がれたり、塗り壁が欠けたりしないよう、衝撃を吸収してくれるのです。
また、目立たないと思われる箇所ですが、どんな色を選ぶかでインテリアにも影響を与えます。
幅木の色の選び方
床に合わせる
床に幅木の色をあわせることで、床面が広く見える効果があります。
アクセントクロスを入れる場合は、幅木の色を床に合わせてある方が色や柄が合わせやすいというメリットがあります。
壁に合わせる
幅木の色を壁に合わせると、シンプルでスッキリした印象になります。
また、床の色に合わせた時よりも、高さが強調されます。
建具に合わせる
扉や窓枠などをフローリングの色と変える場合、幅木をその色に合わせるとアクセントになります。
写真のように明るい色のフローリングに濃い色の幅木を合わせると、空間の引き締め効果が得られます。
色が変わるとどう違う?
同じ部屋で幅木の色が変わるとどうなるか、見てみましょう!
1件目はダークブラウンのフローリングに合わせ、ダークブラウンの幅木を設置した物件です。
ダークブラウンのアクセントクロスを取り入れた、落ち着いたインテリアです。
この写真の幅木を白に変えてみました。
右側の白い壁は高さが強調されて見えるのではないでしょうか。
幅木に合わせて、アクセントクロスも明るい色に変更しています。
濃い色のフローリングで幅木に白を選んだ場合、壁が濃い色だと壁と床が分断して見えてしまうため、明るい色のアクセントクロスがおすすめです。
2件目はナチュラルブラウンのフローリングに、ダークブラウンの扉やカウンターでキリリと空間を引き締めたインテリア。
1枚目はフローリングの色に合わせた写真。自然な感じで、少しお部屋が広く見えるのではないでしょうか。
2枚目の幅木を白にしたものは、とてもスッキリとした印象になります。
3枚目は扉などの色に合わせたもの。幅木の濃いブラウンがアクセントになり、引き締まった印象になります。
同じお部屋でも、幅木を変えるだけでインテリアが変わることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
まとめ
今回は幅木についてご紹介いたしました。
画像で見比べると、どのぐらい変わるものなのかが分かりやすいのではないでしょうか。
お気に入りのインテリアをチェックする際に、ぜひ幅木にも注目してください。
これから新築・建替えを検討されている方には、お好みの空間に仕上げるための大事なポイントになります。
色の組み合わせのご相談は、インテリアコーディネーターまでお気軽にお問い合わせください。
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注文住宅事業本部のスタッフです。
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