間取り

将来「分割」できる子供部屋づくりのポイント

新築や建替えのタイミングは様々ですが、これから長く住む場所ですから5年後、10年後、20年後と将来のことを考えて間取りやインテリアをお考えの方も多いのではないでしょうか。
そこでお子様のいるご家庭や、将来ご家族が増えることをお考えのご家庭では、将来分割できる間取りを取り入れる方も多くおられます。

今回は、将来分割できるお部屋づくりについて、ポイントなどをご紹介いたします。

将来分割できる部屋って?

将来分割できる子供部屋とは、お子様が幼いうちは一つの大きな部屋として使い、お子様の成長に合わせてお部屋を2つに分けられるよう、2組の設備を設置し、天井に下地を入れたお部屋です。
新たに壁を作るためには天井に下地が必要です。
下地のない場所に新たに壁を作る場合、工事の規模が大きくなり、費用もかかります。
それを見越して、新築や建替えの際に下地補強を施しておくのが大きなポイント。
また、新たに壁に扉を付けるなどの大掛かりな工事を行わなくても済むよう、設備も部屋を分ける前提で設置します。

同性の仲の良い兄弟であれば簡単な間仕切りのようなものでも済むかもしれませんが、異性の兄弟や年齢差によっては事前に考慮しておきたいですね。

確認しておきたいポイント

こちらはお客様施工事例の2階間取りです。
2歳と3歳の男の子のため、5帖の洋室を2つご用意されています。
まだ数年間は一人でお部屋を使うことはないため、設備を2組、壁の下地を施工。
8歳のお兄ちゃんには4.8帖のお部屋を別で用意されました。

では、ひとつづつポイントを確認していきましょう。

扉は片開き戸を2つ設置。
扉の位置に合わせ、壁が一部施工されています。
後から追加する場合は壁を抜かなければならないので、先に設置しておくべき設備の一つです。

収納

収納は同じサイズのクローゼットを2つ設置。
部屋を分ける前から自分の持ち物を管理するためにも、それぞれに1つずつ、自分のためだけの場所があれば安心ですね。
後から収納家具でもカバーできますが、クローゼットを先に確保しておくことで、お部屋がスッキリ片付きます。

将来壁を設置した際に、お部屋が暗くなってしまっては困りますよね。
この事例では壁ができることを考慮して、同じサイズの窓を奥の壁に2つ、左右に1つずつ配置しています。
こちらは長方形のお部屋を2つに仕切るシンプルな間取りですが、どこで壁を設置するかと共に採光と通風の確保を考えておきましょう。

配線

壁の設置後、どちらの部屋にもバランスよくコンセントが配置されるかも重要なポイントです。
お部屋に学習環境を作るのであれば手元の照明器具が必要ですし、スマホやタブレット、パソコンといった個人用デバイスを使用することも考えられます。
こちらも後から追加はできますが、工事が必要となるので、先に設置しておくことで将来の費用が抑えられますね。

まとめ

今回は、将来分割できる子供部屋づくりについてご紹介いたしました。
ライフスタイルの変化に対応できるようにすることで、子供の成長段階に合わせて居室を有効に使えたり、将来のリフォーム負担を減らしたりできるのがメリットです。

こちらは、今回間取りを参考例としてご紹介したお客様の施工事例です。
ご購入者様施工事例~最上級の断熱性能で快適な暮らし

新築・建て替えをお考えで、将来分割できるお部屋をお考えなら、ぜひプロにご相談ください。
弊社では定期的に無料の間取りプラン相談会を行っております。
イベント情報はこちらからどうぞ。

※本記事は、2020年12月24日時点の情報になります。

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