間取り

注文住宅でカウンターテーブルを作り付けるために押えたい4つのポイント

「キッチンに対面のカウンターテーブルを作りたい」「デッドスペースにカウンターテーブルを作り付けて、空間を有効利用したい」というご要望の多い、作り付けのカウンターテーブル。
なんとなく間取りに取り入れてしまうと、うまく活用できなかったり邪魔になってしまうかも。
そんなことにならないよう、カウンターテーブルを作り付けるために押さえておきたいポイントを4つご紹介します!

そもそもカウンターって?

まずは「カウンター」の定義を押さえておきましょう。

「カウンター」とは、調理するスペースと食事をするスペースを仕切るテーブルを指します。また、お店の窓口や会計のために、店員とお客様を仕切るテーブルもカウンターといいます。
空間を区切るために設置されるテーブルというのが、「カウンター」の意味です。

空間を区切るキッチンカウンターから転じて、最近の住宅は作り付けの奥行の浅いテーブルやデスクを「カウンター」と呼ぶことが多くなりました。
当社の間取図でも、作り付けのテーブルやデスクを「カウンター」と記載しており、キッチンに限らずワークスペースや書斎などにも省スペースで設置できるデスクとしてご提案をしております。

カウンターテーブルを作り付けるために押さえたいポイント4つ

その1 何に使うか

カウンターテーブルを何のために使うかはとても重要なポイントです。

ちょっとした飾り台に、軽食をとるコーナーとして、お子様の勉強スペースとして、書斎やワークスペースとして。
何のために使いたいかによって、どのぐらいのスペースが必要かなどの要素が決まってきます。

なんとなく作ってしまうと、物置になってしまったり邪魔になってしまうことも。
まずは「何のために使いたいのか」をしっかり計画することで、無駄なく空間を利用する最適なプランを作ることができます。

その2 どこに作るか

「何のために使うか」が決まれば、自然に「どこに作るか」も決まってきます。

軽食をとるためのカウンターテーブルなら、キッチンの調理台に接する形やダイニングの一角など。
お子様が勉強するのを見守るのなら、LDKの、家事をしながら目が届く場所。
家事をしながら書斎やワークスペースとして使うのであれば、家事を行うエリアへのアクセスのよいLDK。
書斎やワークスペースで集中した作業を行いたいのであれば、寝室の一角やロフト、個室など。

リビングやダイニングに作り付けのカウンターテーブルを作る場合は、家事動線や家族の動線の邪魔にならないかもポイントです。

その3 奥行

奥行30cmは、飲み物を飲むのには良いのですが、食事をするには少し狭いでしょう。

奥行40cmあれば、簡単な食事をとることができます。勉強するためにノートや本を広げるには少し狭いでしょう。

奥行50cmなら、勉強にも十分な奥行と言えます。ノートパソコンでの作業も可能です。

使う用途に合わせ、ちょうどいい奥行は変わります。
普段使っているテーブルや机に、カウンターテーブルで使いたいモノを広げた状態でサイズを測ってみると、あなたにピッタリの奥行を調べることができます。

その4 高さ

どこに作るかにも関わりますが、高さは快適さに繋がります。

カフェやバーのようにキッチンに立つ人と目線を合わせたいのならば、ハイカウンター。90~105cmが一般的な高さになります。
中途半端な高さにしてしまうと、高さに合う椅子を探すのが難しくなるため、注意が必要です。

普段の食事や勉強などのために使うのであれば、70cm前後の一般的なテーブルやデスクの高さに合わせる方が良いでしょう。

ロフトなど天井が低い場所に作る場合、カウンターテーブルの下を掘り込みにし、座って使えるようにすると圧迫感が減ります。
この場合は座卓と同じ30~40cmが座りやすい高さになります。

まとめ

今回は、カウンターテーブルを作り付けるために押さえておきたいポイントを4つご紹介いたしました。
直接壁に取り付けることで、スッキリとして脚が邪魔にならないカウンターテーブル。上手に取り入れて、スペースを無駄なく使いたいですね。

カウンターテーブルを取り入れるために「もっと情報が知りたい!」という方には、こちらの記事もおすすめです。
作り付けのカウンターテーブルを注文住宅で作るメリット・デメリット

書斎・ワークスペースにカウンターテーブルを設置したいとお考えの方は、こちらの記事もどうぞ。
省スペースでも大丈夫!憧れの書斎を造ろう
アイディアいっぱい!書斎のある事例特集

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執筆者/敷島住宅 注文住宅事業本部 スタッフ
執筆者/敷島住宅 注文住宅事業本部 スタッフ
注文住宅事業本部のスタッフです。
[Reco.]seriesを中心に、住まいの情報をお届けいたします。
※本記事は、2019年7月12日時点の情報になります。

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