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くつろぎたくなる上質和室を造ろう

「和室」はみなさんにとって家の中でどんな空間でしょうか。
来客用の部屋、リビングの延長のくつろぎの場、寝室、趣味の部屋などなど。
畳のある部屋が一部屋あると、何故かほっとする感覚をお持ちの方も少なくないですよね。

今回はその「和室」を上質空間にするためのポイントを、「間取り計画」と「インテリアアイテム選び」のふたつのタイミングに分けてご紹介したいと思います。

家を建てる計画段階から考えてみましょう

新築、建替えの際には、設計士との間取り相談があります。
間取りの中に和室を取り入れたい方は、この段階で室内外の造作詳細まで計画に取り入れて相談をすすめることで、和室全体のデザインを考えることができます。

床の間

部屋の格式を高める目的とされている床の間。形にとらわれず、デザイン重視で造作して季節の装飾を楽しむのも趣があります。

中庭

敷地に余裕があれば取り入れたい中庭。
植栽には和室から座って眺めるのにちょうど良い高さのツツジやナンテンなどの低木がおすすめ。
緑が心を落ち着かせてくれます。

間接照明

和室にはやわらかい光がよく似合います。
あらかじめ部屋のどのあたりを照らすのかを設計段階から希望を伝えてみましょう。
光のインテリアは雰囲気作りに効果抜群です。

間接照明についての詳細はこちら
間接照明はどうすればいいの?失敗しないためのポイントをご紹介します

インテリアアイテムにこだわってみましょう

すでに家に和室がある方は、アイテムを変えるだけで雰囲気が変わります。
すぐに取り入れたい時は「和紙のスタンドランプ」や「掛け軸」などの装飾小物類を活用してみましょう。

今回は「模様替え」という観点でご紹介します。

ツインスタイルのプリーツスクリーン

和紙調の二種類の素材を組み合わせ、プリーツ状態で上げ下ろしするウィンドウトリートメント。
遮光素材からシースルー素材まで揃っています。
閉めたまま光を取り入れつつ、外からの視線を遮ったり、上からの視線を気にせず部屋の中から中庭を眺めることも出来ます。

無垢の一枚板テーブル

和室の中心に、ちょっと奮発して無垢材のテーブルを取り入れてみてはいかがでしょうか。
木目が鮮やかで美しく、小口(机の側断面)が整えてなく自然な仕上がりであれば雰囲気が増しますね。
価格は大きさや樹種によって様々です。

無垢材家具の取り扱いについてはこちら
木製家具の仕上げとお手入れ

縁なし半畳タタミ

和室といえば、一畳、二畳と数える縁付きの畳敷の部屋であることも多いでしょう。
半畳タタミはその半分の正方形のサイズです。色も豊富で縁は無く、畳表の織り方向が交互になるよう敷き詰めることで表情を作ります。
畳を新調する際には採用を検討してみてもよいですね。

畳の色と建材の組み合わせのご紹介はこちら
畳と建具のカラーコーディネート例

施工事例をいくつかご紹介

格子のガラス引き戸は閉めても閉鎖的にならず、ほどよく落ち着く空間が演出できます。
ゆったりと贅沢な読書タイムに。(京都桃山住宅展示場)

 

リビングとつながる三畳のタタミコーナー。
リビングよりも少し小上がりに造ることで、視界を遮らないエリア分けをしています。
ごろんと横になりたい時にうれしいスペースです。(モデルハウス施工事例)

 

間接照明をほどこした装飾壁がモダンな和室。
二素材使い・ツインスタイルのプリーツスクリーンは採光調整が簡単なので、くつろぎ・来客などシーンに合わせやすくて便利。(滋賀膳所住宅展示場)

 

今回は京都桃山住宅展示場の和室をモデルに、くつろぎたくなる上質な和室のポイントをご紹介しました。
時代と共に畳敷の和室のデザインや在り方が変化しています。
これから、新築・建替えの予定をされていて和室も欲しいとお考えの方は、是非、ご見学にお越しくださいね。
ゴールデンウィーク中も随時、ご見学いただけます!


京都桃山住宅展示場

京都桃山住宅展示場にお越しいただく際は、事前にご予約をいただけますとご案内がスムーズです。
ご予約はフリーダイヤル 0120-051-180 からどうぞ。

執筆者/敷島住宅 注文住宅事業本部インテリアコーディネーター
執筆者/敷島住宅 注文住宅事業本部インテリアコーディネーター
注文住宅事業本部のインテリアコーディネーターです。
[Reco.]seriesを中心に、住まいの情報をお届けいたします。
※本記事は、2021年4月27日時点の情報になります。

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