間接照明はどうすればいいの?失敗しないためのポイントをご紹介します
2019年11月15日
インテリアの完成度を上げるために欠かせない照明。
照明の光や照明器具についてご紹介してまいりましたが、今回は間接照明をご紹介いたします。
どんな種類があるのか、失敗しないためにはどこに気を付ければ良いのか、ぜひご参考になさってください。
間接照明とは
シーリングライトやスポットライトのように直接人や物を照らさず、壁や床などに一度当てることで「間接的に照らす」手法です。
一度拡散した柔らかな光で、室内に光のグラデーションを作ります。
光源が直接見えないため不快な眩しさがない、光の強弱で部屋に奥行や高さを出せる、などの特長があります。
蛍光灯よりもコンパクトで長寿命のLEDが普及したことにより、昔よりも簡単に間接照明を生活に取り入れやすくなっています。
間接照明の種類
代表的な間接照明の種類をご紹介いたしましょう。
壁面を照らす
明暗により奥行を出すため、壁を照らします。
写真では天井と壁の間に空間を作り、上から光が壁に当たるように設置されています。
下から壁に光が当たるよう設置すると、非日常でドラマチックな演出ができます。
フロアスタンドを壁に向けて設置するという方法もあります。
移動ができるフロアスタンドは、光も一緒に模様替えができるのがメリットです。
部屋の角に当たるようスタンドを設置し、光が直接見えないように植物や家具などで隠すのも手軽に取り入れられる手法です。
天井を照らす
天井に光を当てることで、視覚的に高さを感じさせます。
天井に一度当たった光が部屋全体をやさしく照らす効果もあります。
写真のように天井を折り上げにする、壁に溝をつけるといった方法があります。
また、スポットライトなどの照明器具を天井に向けるといった方法も、照明器具自体がアクセントになりおしゃれです。
床を照らす
足元をほんのり照らすことで、ムーディーな雰囲気を演出します。
写真では吊押入の下、飾り床に照明を設置。
畳の目が優しく浮き上がる効果もあり、和室にもピッタリです。
こちらの写真では玄関の収納下に間接照明を設置しています。
玄関や廊下、階段など段差がある場所の足元をやさしく照らすことで、インテリアとしてだけではなく転倒を防ぐ効果もあります。
直接光源が見えないので、眩しくないのもポイントです。
設置のポイント
照明器具の光源が見えないように設置しましょう。
せっかく間接的に照明を設置しているのに、眩しい光源が見えてしまっては台無しです。
特に床を照す場合は、床材が反射しやすい素材だと光源が映りこんでしまいます。
光源を光の反射を抑えるグレアレス※ランプにする、床に直接当てないグレアレス※配光にする、床材を変更するといったことで解消できます(※グレアレス=眩しさを軽減する)。
光が当たる壁や天井にエアコンや排気口が無いか、確認してください。
せっかく雰囲気良く光が照らす先にエアコンがあると、ちょっとがっかりしますよね。
コンセントやセンサーなどの照らしたくないものを、間接照明の先に設置する予定が無いか、光のコーディネートプランと合わせてしっかりチェックしましょう。
壁紙やインテリアの色や素材によっては、間接照明の効果が目立ちにくい場合があります。
効果的な照明のために、建材や壁紙の素材も確認しましょう。
まとめ
今回は、間接照明の種類と失敗しないためのポイントをご紹介いたしました。
理想のインテリアを実現するために、ご参考になさってください。
照明の光の色、照明器具については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
光を選ぼう!シーン別おすすめ照明色
照明器具はどんな種類があるの?
調色照明ってなに?光の色が変えられる照明でインテリアを豊かに
「どういうプランがいいの?」「他の建材との兼ね合いと言われてもわからない」という方は、ぜひインテリアコーディネーターにご相談ください。
当社の注文住宅プランでは、インテリアコーディネーターによるインテリアのご相談もお受けしております。
資料請求・お問い合わせはこちらからどうぞ。
-
注文住宅事業本部のスタッフです。
[Reco.]seriesを中心に、住まいの情報をお届けいたします。
- 2024.10.16家づくりの基礎知識太陽光発電の導入で知っておきたい5つのポイント!
- 2024.09.09家づくりについておうちキャンプの楽しみ方と家づくりのポイント
- 2024.08.02インテリアコーディネート内装プランの第一歩!定番のテイストを知る!
- 2024.07.19Reco.seriesHEAT20 G2基準の高断熱・高気密の住まい「RECO」