インテリアコーディネート

壁紙の柄の種類と選ぶポイントを解説します!

新築や建替えのインテリア選びは理想の家への大切なステップ。注文住宅なら理想のインテリアが実現できるので、壁紙もこだわりたいですよね。

当ブログではアクセントクロスなどのインテリアについても紹介しておりますが、今回は壁紙の柄の種類と選び方を解説いたします。

柄の種類

素材柄

木やレンガ、石材やタイルを思わせる柄の壁紙は、素材のもつイメージを手軽に取り入れることができます。実際に壁を木や石材などで覆うのは、コストやメンテナンスなど制限も多いのですが、壁紙なら手軽に素材の雰囲気を取り入れることが可能です。
近づいてよく見ないとわからないほど本物そっくりの壁紙や、木や石材などの素材を加工して壁紙としているものもあるので、使いたい場所や予算に合わせて選べますね。

凹凸柄

プリントではなく凹凸で柄を表現した壁紙は、単色では味気なくなりがちな壁紙に立体感を付けることで表情を作ります。
素材柄に凹凸を組み合わせることで、よりリアルな表現がされている壁紙も。
布目のような細かな柄、幾何学模様や花柄など幅広くありますが、蛍光灯などのフラットな明かりで照らすと凹凸がわかりにくく、明暗を演出した電球色の照明などでは影ができることで柄が浮かび上がりやすくなるため、照明との相性も検討が必要です。

プリント柄

シンプルなストライプや幾何学模様からクラシックな柄、キャラクター柄まで、インテリアに合わせた豊富な柄があります。
キャラクター柄というと子供部屋に使うイメージがあるかもしれませんが、ポップなものからシックなものまであるので、取り入れたい場所に合わせた選択も可能です。
子供部屋など趣味性の高い部屋ならカラフルなものやパターンが大きいものを、さりげなく主張したい場所なら柄が小さく近い色合いでまとめてあるものや明度差が小さく目立ちにくいもの、モノトーンの柄などが取り入れやすいでしょう。

柄の大きさと明るさ

プリント柄の場合、パターンは小さく色や明度の差が小さいほど無地に近い印象、パターンが大きく色や明度の差が大きいほどハッキリとした印象になります。
画像で見比べてみましょう。


こちらは淡い色ですが色の差が大きいため、柄が小さくてもハッキリとわかります。色の差がある場合、彩度を抑えた色を選ぶと落ち着いた印象になります。


色の明度差が大きい場合。地の色と水玉の色の明るさに差があるため、柄がハッキリとわかります。


色の明度差が小さい場合、柄が大きくてもそれほど主張しません。柄が小さいと、少し離れただけで無地のように見えます。

柄は大きいほどモダンな印象を与えます。
同じダマスカス柄ですが、柄が小さい方はクラシックな印象が強く、大きい方はモダンな仕上がりに。シンプルなボーダーや水玉、幾何学模様でも、柄が大きい方がモダンになります。

場所に合わせた柄の選び方

リビングなど遠目から見る場所に柄の壁紙を取り入れる場合は、少し離れた場所から見ることを考えて色や柄のサイズを選ぶと良いでしょう。小さすぎる柄はせっかくの柄が見えなくなってしまうため、ある程度柄がわかる大きさを選ぶと効果的です。目立たせたいならば大きい柄や色・明度差のハッキリしたものを選びましょう。

トイレなどの狭い空間の壁やスタディースペースの壁など、壁との距離が近い場所では柄がハッキリ見えるため、あまり主張の強い柄だとうるさく感じる場合も。
大きい柄を使いたいなら明度差が少なく色を抑えたものを、小さい柄なら目がチカチカしない程度に彩度を抑えて落ち着いた色合いなどを選ぶと、居心地の良い空間が作れます。

まとめ

今回は壁紙の柄の種類と柄の選び方について解説いたしました。
壁紙は本当に種類が多く、機能や色にも悩む方も多いかと思いますが、インテリアにこだわりたいという方は、ぜひ柄の壁紙もご検討ください。

大好きな壁紙を取り入れたいけれど、他のインテリアとのバランスが気になるという方は、こちらの記事もオススメです。
開けるのが楽しくなるクローゼット!壁紙のアイディアを実例で紹介

インテリアについて迷ったら、ぜひ当社の豊富な施工事例やモデルハウスを参考になさってください。
敷島住宅の施工事例

執筆者/敷島住宅 注文住宅事業本部インテリアコーディネーター
執筆者/敷島住宅 注文住宅事業本部インテリアコーディネーター
注文住宅事業本部のインテリアコーディネーターです。
[Reco.]seriesを中心に、住まいの情報をお届けいたします。
※本記事は、2021年5月14日時点の情報になります。

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