リビング階段ってどうなの?メリットとデメリット
2021年3月25日
おしゃれでオープンな空間を演出できるリビング階段。
個別に階段を設置するスペースが不要で、リビングを広く有効活用できます。
では、実際にリビング階段を設置した場合のメリットとデメリットについて考えてみましょう。
目次
リビング階段のメリットって?
リビングの開放感
階段を設置するスペースをリビングに組み込めるので、廊下のスペースを削減できる分、リビングの広さを確保することができます。
また、階段の下がオープンになっているストリップ階段にしたり、手すり部分をオープンにしたりすることで、さらに開放感あふれるリビングに仕上げることも可能です。
吹き抜けリビングとも相性がよく、明るくおしゃれなリビングになるでしょう。
家族とのコミュニケーションがとりやすい
リビング階段にすると、リビングを通らないと上の階へ行くことができません。
そのため家族が顔を合わせる機会が増え、コミュニケーションをとりやすくなります。
また、オープン階段にすることによって、上の階での話し声や気配を感じることができ、子どもの様子も把握しやすくなります。
階段下を収納やインテリアに活用できる
リビングの一角に階段があるので、階段下のスペースをテレビボードとして活用したり、リビングの収納として活用できます。
デスクを設置すれば書斎スペースにもなりますし、階段をベンチにすれば、ちょっとした読書スペースとしても使えます。
リビング階段のデメリットって?
空調が効きにくい
リビングが開放的で広々としているため、冷暖房が効きにくい点がリビング階段のデメリットですが、気密性や断熱性の高い家が増えてきているので、昔ほど気にする必要はありません。
また、冷房・暖房の位置や風の流れなどを対策することで、十分快適に過ごすことができます。
【対策】
・シーリングファンを取り付けて、室内の空気を循環させる
・冬なら床暖房やホットカーペットを利用して、足元を温めるようにする
臭いや音が広がりやすい
キッチンが別スペースに区切られているならあまり問題ありませんが、リビングキッチンでリビング階段を設置すると、キッチンの臭いが上の階にも広がりやすいです。
臭いが広がらないよう対策をすることで、リビング階段のデメリットを軽減することができます。
【対策】
・キッチンからできるだけ離れた位置に階段を設置する
・キッチンの換気を徹底する
・リビング中央に設置するアイランドキッチンは避ける
プライバシーが確保しにくい
リビング階段は子どもが小さいときは状況を把握しやすく、コミュニケーションもとりやすくいいのですが、子どもがある程度大きくなったあと、例えばリビングに客人がいても、リビング階段を使用しなければならず、家族のプライバシーを確保しにくくなるという点があります。
リビングの入口と階段の上り口を近くに設置すれば、リビングの滞在時間が短くなるので、気を遣うことも少なくなります。
まとめ
リビング階段にすることによって、リビングを有効活用でき、快適に過ごすことができます。
多くのメリットと、自分たちのライフスタイルを照らし合わせながら、デメリットへの対策を考え、リビング階段を取り入れてみるのもいいかもしれません。
リビング階段について紹介した記事はこちらをどうぞ。
実例で見たい!リビング階段の間取りと施工事例
気になる間取り「リビング階段」のメリット・デメリット
階段の種類や各部位名称については、こちらの記事で詳しく説明しております。
合わせてお読みいただくと、階段周りのことを決めるのがスムーズになりますよ。
間取りのポイント!階段の種類を知ろう
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